1月5日(金)メディア日記
共同通信によると、「1974年の佐藤栄作元首相(01~75年)へのノーベル平和賞授与を巡り、ノルウェーのノーベル賞委員会が批判されると予想しながらも『日本の核保有を阻止した努力を強調すれば賛同が得られる』と結論付けていたことが分かった。ノルウェー・ノーベル研究所が共同通信に4日開示した選考過程の資料で明らかになった。 佐藤は日本人を含めアジアで初めて平和賞を受賞した。非核三原則を公式表明し、核拡散防止条約に調印した核軍縮への努力などが評価された。しかしベトナム戦争を支持したり、米国の核の傘に依存する安全保障政策を推進したりしたことで、平和賞候補者としての適格性を疑問視する声も多かった。
共同通信加盟社で同記事を掲載したのは東京新聞のみ。日経新聞、産経新聞は不掲載だった。テレビは見当たらなかった。
能登半島地震はさらに被害が拡大していることが判明、NHKの昼ニュースは5日昼現在「死者92人、安否不明242人、避難3万3000人」と報じた。この災害の中で、輪島市の80代の女性が4日、72時間ぶりに救出されたことが5日朝刊に大きく載った。また東京新聞は社会面中央に以下の感動的なカラー写真を掲載した。この写真は6日の毎日新聞社会面にもモノクロで載った。