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9月7日(土)メディア日記

 秋篠宮家の長男悠仁さまは6日、18歳の誕生日を迎え、成年皇族となった。悠仁さまは今、筑波大付属高校3年に在学中。どこの大学に進学するかについて、週刊誌、ネットは憶測を書いているが、東大の推薦入学を想定して、反対署名の動きも出てきた。7日付けの「日刊ゲンダイ」はこの動きを批判し、「将来の天皇に学歴はまったく関係ない」とし、「悠仁さまのライフワークでもある『トンボの研究』は、玉川大でも東京農大でも可能だ」強調した。同紙はこれについて女性週刊誌記者の声を掲載した。
「“特別扱い”というレッテルが貼られてしまっている以上、東大にこだわりすぎるのも後々禍根を残すことになりかねないのは確かだ。ご自身がどうしても東大で学びたいというお気持ちが強いのであれば、それが尊重されるべきだが、そうではないのならば、秋篠宮さまと一緒に研究施設を見学された玉川大学や、秋篠宮さまが客員教授を務められる東京農業大学でもトンボの研究をはじめ、自然誌を学ぶことは十分可能だ。この大学では学ぶほかにも、トンボの論文の共同執筆者である研究者といったブレーンが悠仁さまの周りには大勢いる」。

 7日告示された立憲民主党代表選は、野田佳彦、枝野幸男、泉健太、吉田晴美の4人が名乗りを挙げた。告示締め切り直前に江田憲司が吉田晴美に推薦人を譲り、土壇場で女性候補が入った。4人は7日午前11時から記者会見、午後は日本記者クラブ主催の記者会見に臨んだ。吉田晴美はまだ当選1回ながら落ち着いたしゃべりは好感が持てた。おっさん3人だけの場合、メディアの立憲代表選報道は埋没したに違いない。立憲民主党に  とって吉田晴美の参加はむしろ救世主じゃないか。
 リベラル路線か、保守取り込みか、投開票の23日まで論戦が始まった。記者会見の中での質問の中心は、他野党との共闘問題が多かったが、集団的自衛権の行使容認を盛り込んだ安全保障法制についての突っ込みはなかった。野田は「すぐに何かを変えるのは現実的ではない」と述べているが、立憲民主党は安倍政権時に安保法案阻止にあれほどエネルギーを費やしたのに、「すぐ変えない」と言うことはすでに当時の立憲民主党の姿はどこにもない。

 自民党の杉田水脈衆院議員が6日、那覇市内でメディアを締め出した会で講演し、差別根絶に取り組む沖縄、アイヌ民族、在日コリアン、被差別部落などの人々を総称して「反日の左翼がどれだけ力を持っていて、どれだけ面倒くさいか」と述べた。差別問題で被害者側に非があるかのような誤った発言をとうとうと述べた。しかし、杉田は、講演内容に関する沖縄タイムスの取材に応じなかった。 
 同紙は「杉田水脈は国会議員としてまず差別をやめるべきなのに、被害者を『反日』『左翼』と呼んでネット右翼の標的をつくり、追い詰めようとしている」と批判した。講演で杉田は、今後の政治活動について「衆院は、もう私は出られないと思っている。来年の参院選に全国比例で出たい」との意向も示した。杉田氏は当選3回だが、自民党から立候補した直近2回の衆院選は比例代表名簿の上位に置かれていた。

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