1月12日(日) メディア日記
兵庫県知事選のその後について、東京のメディアは報道量が少ないのが気になる。これまでの経緯と今後の問題点をまとめてみた。
刑事告訴されているのは、斎藤元彦知事の選挙指南をしたとされるPR会社の折田楓社長と県議会百条委の委員長の自宅に押し掛け、脅迫名誉棄損したとされるNHK党の立花孝志。いずれも公選法違反。折田楓は斎藤の奥見司代理人弁護士から「何もしゃべるな」と厳命され、未だに連絡がとれていない。とくに立花孝志は、自ら立候補しても斎藤元彦を応援するなど二馬力選挙などで悪質。さらに立花は、自殺した元県民局長のプライバシーを自分のYouTubeで拡散し、知事選最終面で立花の動画が一挙に情勢を変えた大きな一因になっている。立花はその後、週刊文春の取材で拡散した情報が間違っていたことを認めたが、斎藤知事は未だにこの情報の差し止めるなどの措置を取っていない。斎藤知事は毎週定例記者会見に臨んでいるが、私的情報の流出については「第三者委を立ち上げる」と逃げの答弁ばかりだ。記者会見には毎回フリーの記者が参加、彼らの激しい追及が始まると斎藤知事は緊張感から上体を横にゆれるようになってきた。今年になって斎藤元彦選対責任者が支持者の神戸市議にラインで「SNS監修はPR会社の折田楓に任せた」とするLINEが発覚し、捜査は大きく動きだしている。兵庫県警、神戸地検の捜査次第で情勢は大きく変わる可能性を秘めている。2月からの県議会は荒れそうだ。空席の副知事ポストは未だに決まらない。また、未だ約半数を占める「反斎藤派」議員が、水面下で動き出したという。新聞・テレビは今も知事に批判的なところが多いことからから、新しい批判材料が出てくれば、世論をもう一度ひっくり返せると踏んでいる。17日には、阪神・淡路大震災30年追悼式典に天皇皇后が出席する。齋藤知事には、そのアテンド役という重責がかかる。天皇皇后両陛下が出席する前に、齋藤知事が警察に呼ばれたり、また辞任のおそれが取り沙汰されたりしては、みっともない。式典が終わるまでは、ひとまず県警も議会も「撃ち方やめ」か。
アメリカのFOXテレビのキャスターのジェシー・ウォーターズは、10日に放送されたロサンゼルスの山火事のニュースの中で、現在も延焼を続けている高級住宅地の「パシフィック・パリセーズ地区」の焼け跡について「原爆を落とされた後の広島のようだ」と表現した。また、他のメディアでもインタビューに応じた男性が「広島級の壊滅状態が何マイルにもわたり及んでいるようだ」と答えている。
これを報じたFNNニュース(フジテレビ)は、「第2次世界大戦中にアメリカの原爆投下により世界唯一の被爆国になった日本と比較することに批判の声があがる可能性もある」と報じた。そうかな、あまり目くじら立てず広島原爆がいかにひどいものであったことを形容する意味で、広島を引き合いにだしてもいいのではないかな。
ロシアからウクライナに派兵された北朝鮮兵2人がウクライナで捕虜になったとウクライナのゼリンスキー大統領が11日発表した。各メデイアは顔にボカシをいれたがネットはボカシなし。2人は負傷しているが、あきらかに朝鮮人の顔つき。一人はこのままウクライナにいたいと述べたという。一方、韓国の聯合ニュースによると、韓国外交部の李在雄報道官は14日の定例会見で、ウクライナ軍が捕虜にした北朝鮮兵士2人について、韓国への亡命に関する意向表明はまだないと関係当局から聞いているとし、韓国の憲法で北朝鮮兵は韓国国民であるため、韓国に来ることを求めればウクライナと協議すると明らかにした。