11月22日(金)メディア日記
弁護士の西脇亨輔は22日朝、自身のYouTube「西脇亨輔チャンネル」で、「どこのメディアも報じていない」と前置きし、「斎藤知事の選挙広報担当を名乗るPR会社の女性社長が、20日の『note』に『兵庫県知事選における戦略的広報』」と題したコラムを投稿した」と詳細を明らかにした。衝撃的な内容だ。この「note」のコラム発掘は大手メディアなら社長賞に値するスクープだ。
PR会社の女性社長はこの中で、「知事選選挙のSNS発信やチラシ、政策パンフレットや選挙公報などに、PRの専門家としてさまざまな助言を斎藤側に与えていた」と公表し、実質的に斎藤陣営における広報PR活動のほぼ全容を請け負った内容になっている。
西脇は女性社長のコラムを細かく紹介したが、「この女性社長の投稿は今回の知事選挙を根本から覆る可能性を秘めている」として、「告示後に外部業者に委託する選挙活動は、公職選挙法に厳しく定められており、多額の報酬を支払っている場合、公職選挙法に抵触する可能性がある」と指摘した。
西脇は、投稿のコラムに載ったPR会社の女性社長の名前も顔写真も明らかにしなかったが、大阪で発信された「子守康範チャンネル」は、このコラムをもとに女性は西宮市PR会社社長の「折田楓」と報じ、斎藤元彦と一緒のツーショット顔写真も掲載した。子守康範は元毎日放送出身のアナウンサー。
本来、選挙の広報については裏方として表には出ないのが常識だ。PR会社の女性社長がここまであけすけに斎藤支援の活動実態を公開してしまったのは自らの自慢手柄のPRだが、一方で「これは公選法違反を全告白したようなものだ」という見方もできる。明らかにPR会社の折田楓社長は公職選挙法を理解していなかった。
大谷翔平が日本時間22日午前8時半過ぎ、ナ・リーグで満票のMVPを獲得した。ア・リーグのMVPは満票でヤンキースのジャッジ。 民放のワイドショーは一斉に中継した。NHKの情報番組『あさイチ』は、人気俳優の成田凌(31)が生出演中にMVP授賞に切り替わり、約13分間中断した。「女性自身」デジタルは、「大谷受賞は民放に任せておけばいい」と批判した。
埼玉県川口市などで在日クルド人へのヘイトスピーチやデモが問題となっていることを受けて、さいたま地裁は21日、デモ行為を禁止する仮処分を決めた。川口市ではトルコから来たクルド人が多く暮らしており、在日クルド人団体は裁判所に、川口市内にある事務所付近でのヘイトピーチやデモを禁止するよう求めていた。さいたま地裁は21日、団体事務所から半径600mの範囲で在日クルド人を侮辱するなどのデモを禁止する仮処分を決定し、団体が22日、この決定について会見を行った。