Call of Duty Black Ops 6 キャンペーンをプレイ: シリーズ最高の操作性とドラマのような物語展開
2024年10月25日発売のシリーズ最新作、コールオブデューティ ブラックオプス6をプレイしました。キャンペーン(一人用ストーリーモード)クリアまでにかかった時間は8時間程度。Game Passを利用してXbox Series Xでプレイしました。
概要
FPSの金字塔、CoDシリーズの一派Black Opsの第6作目になります。直系の前作は5では無くCold War(以下CW)という副題で2020年に発売されています。
キャンペーンの時系列としては
1→CW→2過去編→6→2未来編→3(4はキャンペーン無し)
という少し変則的な流れになっていますが、CWと6は1と2ほどの直接的な繋がりは無く、一部登場人物と勢力、世界観が共有されている程度に落ち着いています。主人公を含む主要メンバーも半数以上が初登場のため、今作からプレイしても話の大筋は掴めると思います。
個人的には1と2をやっておくと楽しめるポイントがいくつか増えるとは思います。そこまで勧めるとCWもやっておいた方がいいよ、となり、結局3しか飛ばせなくなりそうですが。
CoDのキャンペーンと言えば映画顔負けの迫力あるアクションとゲームならではの演出。カットシーンも美麗で実写と間違えるほどのグラフィックが披露されます。
良かった点
任務のバリエーションが豊富で、全体を通して飽きさせないつくりになっていました。潜入任務や防衛戦、中には小規模なオープンワールドのようなマップも用意され、物語の展開に応じて目まぐるしく展開されていきます。
1ミッションに大体3,40分程度かかるのですが、ミッションの合間には拠点で作戦に向けて準備する時間も用意され、それが丁度良いリラックスに繋がりました。ミッションとカットシーンの連続だとどうしても切り上げ時が見つけ辛くなってしまうのですが、今作は話の切り替わりがハッキリしているため一日少しずつでも進めやすくなっている印象を受けます。
登場人物の主張がそこまで強くないのも良いポイントでした。自己主張が強すぎたり過剰に目立っている人物もおらず、戦場を共にする同僚と言うポジションがしっかりと守られていたように感じます。
演出もオシャレになっていました。オープニングムービーやミッション前のブリーフィングは海外ドラマのようで、これからの作戦内容を視覚的に分かりやすく整理する上でも大きく役に立っています。
今作の新システムである「オムニムーブメント」も、キャンペーンのプレイ上活用できる場面が多くありました。対人戦と異なり多くの兵士を相手にするため、横や後ろに素早く移動し隠れる動きは便利でした。次世代機特有のロードの速さと安定したfpsも相まってシリーズで最高の手触りでした。
個人的なストーリーの最高傑作はBO1なのですが、今作もブラックオプスシリーズの流れを汲み最後まで何が起こるか、誰が味方で誰が敵か分からない緊迫した展開が続きます。
気になった点
シリーズ定番の展開なのですが、一部人物の精神状態を反映したステージが登場するため、全体の世界観から少しだけ外れるかもしれません。
シリーズ経験者なら「またか」って感じなのですが、シリーズ初プレイの際は少し驚いたり、期待と違うものが提供される可能性があります。
全体のボリュームもこれだけあれば満足なのですが、終盤の展開が少し駆け足でエンディングも急になっていたため最後にもう一ステージ、もう一展開あるともっと嬉しかったとも思います。ストーリーの伏線も回収されますが完全に解説されている訳ではありませんでした。
これはシステム上仕方のないことなのかもしれませんが、キャンペーンのプレイ中でも常時オンライン接続が求められます。少しネットの調子が悪くて切断されたりするとミッション途中でも容赦なく強制終了となります。ただチェックポイントが頻繁に用意されるため、接続が戻ってから中断した箇所への復帰はスムーズです。
最後に
CoD BOシリーズの目玉とも言えるキャンペーンは今作も非常に満足のいく内容でした。ちなみにゾンビモードも今のところとても面白く遊べています。
MicrosoftのActivision買収後、予定通り発売初日にGame Pass入りを果たした訳ですが、あまりマルチプレイヤーを遊ばない自分からするとありがたい限りです。発売直後に特攻できるのも、9,800円分浮くからというのが大きな理由の一つです。
願わくばBO2含む旧作もゲームパス入りしていただけると嬉しいです。
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