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こども家庭センターの存在


この週末で小児科学会が若手医師向けに開催しているインテンシブコースに参加してきました。

救急で出会う咳嗽で困る際に役立ちそうなアプローチや乳児健診で活用できそうなtipsなど、明日からの診療に活かせることを多く学べました。

その中でも小児保健領域の講義が特に印象に残っているので記憶が新しいうちに書き残そうと思い、今に至ります。

亀田小児科での専攻医生活が始まり4ヶ月ほどが経ち、ありがたいことにたくさんのアウトリーチ活動に参加させていただきました。

児童養護施設にお邪魔したり、特別支援学校での講義に関わらせていただいたり、現在は医ケア児の退院に際し、支援先に出向きながら現場の問題を実感しながら充実した経験をさせていただいています。

先日もこども家庭センターの統括支援員の方の講演を聞きましたが、”こども家庭センター”とは何ぞや、としっかり理解しきれないままモヤモヤした数日間を過ごしていました。

そして、今回インテンシブコースにて偶然そのモヤモヤが解消されることに…!↓

こども家庭庁が2023年が設置され、
成育医療等基本方針の見直しが行われている。

その中で母子保健法により設置されている子育て世代包括支援センター(主に子育て期の相談など)

児童福祉法により設置されている市区町村子ども家庭総合支援拠点(要支援児童、虐待問題についてなど)

で行われている相談支援機能を一本化するものとして

こども家庭センターの設置が決まった。とのこと。

こども家庭センターの機能



つまり、ここ1年程度で進んできた、ということです。

実際に上記2種類の施設が名前を変えずに業務内容をオーバーラップさせるなどして色々な形で変化が起こっている最中みたいです。

千葉県内にもいくつか施設はありますが、
こども家庭センターの機能を持つ施設として
「こども家庭支援センター」
「児童家庭支援センター」
「子ども未来サポートセンター」
など複数の名称あり、実際に行ってみないと院内からだと見えないことがめちゃくちゃ多いのが現実です。

鴨川にいる3年間でこれらの施設や児童養護施設などこどもと関わっていく施設の方々と連携をとり、
少しでも多くのこどもたちが必要な支援を受けながら笑顔で元気に暮らせるようにするのが小児科医としての務めだと改めて実感し、明日からまた頑張ろうと思います。

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