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SNS集客でオフィシャルアカウントは作るな?
店舗からのLINE通知は無視しても、友達からのLINEは見る
お店やサービスを宣伝しようとする時、多くの人がまず考えるのが店舗やブランドの公式アカウントを作ることなんですよね。でも、実はこれって効率が悪いんです。
というのは、自分に置き換えてみると分かるんですが、店舗やサービスからLINE通知が来ても、ほとんどの人がスルーしちゃうと思うんです。でも、友達からLINEが来たら必ず内容をチェックしますよね。
つまり
友達 >>>>>>> 公式アカウント
という構図になっているんです。
だから、SNSでいいねしてもらったり、実際にお店に来てもらったりと高いエンゲージメントを保つには、顧客とある程度パーソナルな繋がりを持った方が興味をもってもらえるわけです。
個人への興味が最大化されたのが”アイドル”
なぜ友達のLINEは必ず見ちゃうのか、インスタのストーリーズをチェックしたくなるのか。それは、友達という人間そのものに興味があるからなんです。
これが公式アカウントからの発信だと、提供される商品やサービスに興味があるときだけ、顧客はSNSを確認しようと思うんですよね。
でも、個人として顧客とある程度パーソナルな繋がりを持つと、商品やサービスだけじゃなくて、あなたという個人にも興味が向くことになるんです。
実は、個人に向く興味って、商品やサービスに向ける興味よりも熱量が高いんです。商品化された最大の"個人"といえばアイドルが挙げられますが、アイドルという個人を推している人にとっては、アイドルが何をしても推そうとするんですよね。歌を歌っても、ドラマで演技をしても、バラエティで芸に興じていても、個人そのものに興味がある限り、個人が出すアウトプットのジャンルは厭わなくなります。
まずは個人としてSNSアカウントを立ち上げ、見込み客と繋がる
SNS集客をする前に、まずは個人としてSNSアカウントを立ち上げて、見込み客と繋がっていくのが良いんです。例えば、クラフトビールの店を立ち上げて、自社のビールの通信販売を行いたいとしましょう。
その場合は、ビール好きの個人としてアカウントを運用していくんですね。自分の好みのビールの情報など、自分が発信したい情報と、顧客が求める情報がクロスする部分の有益な情報を届けていきます。
情報発信をしながら、同じくビール好きの人たちと横のつながりを作っていくんです。ビールフェスなどに出かけて、仲間作りをするのも良いですよね。
こうして、まずは商業的な考えはいったん置いておいて、個人としてビールを楽しみ、人と繋がるコミュニティ的なポジションでSNSアカウントを運用するんです。
気になる人の投稿にはいいねやコメントをして、関係性を深めていきます。
自分という個人を取り巻くコミュニティができ上がったら、そこで店舗や商品の情報を発信していくんです。こうして個人として関係性を深めたら、ここで商品開発や店舗開業を行って、自身のフォロワーさんたちに宣伝をしていきます。
このタイミングでは、フォロワーにとっては、あなたは公式アカウントではなくて多少なりとも好感を持っている知人となっているんですよね。
その知人が商品を発表したり店舗を開業するというのは、LINEで知人から「今度お店開くことになったよ」とメッセージが送信されてくるようなものなんです。
一度はお店に行ってみたり、商品を買ってみようという気にもなるでしょう。
個人での発信は、個人商店に限られる?大企業の場合のSNS運用は?
SNS運用は、オフィシャルな形を取るよりも、個人として情報発信をしながらフォロワーとコミュニケーションを取った方が、顧客の熱量が高まるので圧倒的に効果が良くなるんです。
ただし、この戦略が有効なのは個人商店などに限られがちなんですよね。大企業になるとSNSを担当した個人が退職してしまうなど、個人への依存リスクが高くなってしまうからです。
実は、そのリスクを分散させている良い例が資生堂のSNSマーケティングなんです。複数人で運用することで、担当者の退職リスクを上手く分散しています。くわしくはこちらの記事を見てみてください。
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