【授業紹介】お変さんといっしょ!
私が所属する街文化プランニングコースはいわゆる“変な人”揃いである。
もちろん大抵が授業を真面目に受けている。しかしながら、弊コースの変な先生から学びを得るため、少しずつネジが緩むのだろう。
というか、むしろこのコースの人間は自分や自分の周囲含め、“普通”を毛嫌う傾向にあると推測しているため、普通と言われるより変と言われる方が快感なのだと思う。街文化の皆さん、そうでしょう?
“変な先生“と言っても貶しているわけではなく、むしろ褒めているし、そういう先生のもとで学べることを嬉しく思う。変な先生の変なツボにハマることが快感だし、そこを探れば探るほどアートの真髄を理解できる気になるのだ(気になっているだけかも)。
特にその探究心やハマりたい心を疼かせてくる授業を展開しているのが、このコースを牛耳っていると言っても過言ではない、我らがヨシムラヒロム大先生である。
彼は面白ければなんでもあり、という素晴らしいスタンスの持ち主でありながらも‘’世界で一番気まぐれで面白い動物である‘’猫が嫌いという芸術家っぽくないところがある。
今回は、ヨシムラ大先生によるノート作成の講義「表現文化研究D」について紹介する。
※2022年時点での授業名
なんでもありのノート作り
この授業は、毎週先生が決めたテーマに基づき、自由なフォーマットでノートにイラストや文字で表現するものだ。指定はノートのサイズや罫線無しというくらいである。
テーマの例を挙げると、「匂い」「誰かにインタビュー」「ここだけはなおしてほしい」「大正大学七不思議」など。
カチッとしたものではなく、もはや既にテーマが自由さに溢れておりノートもなんでもありであるため、逆に考えさせられる場合もあったのが大変だった。
どんなノートを作るのかを伝えるために決してクオリティが高いとは言えない私の作例を添えるが、恥ずかしいので高速スクロールして欲しい。
①テーマ【ここだけはなおしてほしい】
私がどう足掻いても苦手な「目が死んでいるキャラクター」について描いたもの。
②テーマ【大正大学七不思議】
大正大学の七不思議といいつつほとんど揚げ足取りだったり皮肉みたいになったりしたけど、自分では結構お気に入りの作品。
あくまで内容や表現方法を尊重しており、長い時間をかけ丁寧に作られていればいるほど、そして創意工夫がなされていればいるほどに作品が昇華されるし、テキトーに作ったらすぐバレる。
見ていただいた通り私はイラストが得意とは言えないが、下手なりにも精を出した作品でウケを取れたり評価をされたりした時には気分が良くなった。自分の頑張り次第で気分が良くなる可能性がある授業ってだけでも頑張れたし、他の人のノートを見て創作モチベーションが燃えたぎることもあったため、自戒にもなった。
ノート作成期間は次の授業までのきっかり1週間。短くも長くもある期間で最高に納得のいく作品を作るのはもちろん難しいと思うが、その分やりがいはある。自分の作品が変な先生にどう評価されるのか気になる人、自分を追い込みたい人にはぜひ取ってみてほしい授業の1つだ。
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