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生成AIに言われるがまま、CAMPFIREのMV(非公式)作った

こんにちは。達川幸弘です。

今はCAMPFIREという会社でマーケティングをしたり、ほそぼそと個人でも企業のマーケティングのお手伝いをしていたりします。

マーケティングと進化心理学をつなげるブログという実験的な試みをしております。

▼概要はこちら
https://note.com/medemirou/n/ncb3f3674cbd6

アドベントカレンダーを引き受けたが何も思い浮かばない

アドベントカレンダーやってくださいと言われて、「やります!」と、もう40代とは思えない勢いで返事をしたのですが、一切何も浮かばないまま締切が迫りました。

Xを眺める日々

Runwayの動画生成AIがすごかった。

そうだ、CAMPFIREのMV(非公式)をAIとつくろう。

MV完成までのルール

今回のルールは「AIに従う」にしました。自分なりの「あーでもない」「こうでもない」という要素を入れたいのは山々なのですが、とにかく時間があまりないので完成を優先させることを第一にしました。

今回使用した生成AIとコスト


今回使った生成AIとコストはこちらです。

生成AI

歌詞:Google NotebookLM(https://notebooklm.google.com/
曲:Suno(https://suno.com/
画像:Stable Diffusion(https://ja.stability.ai/stable-diffusion
映像:Runway Gen-3 Alpha (https://runwayml.com/research/introducing-gen-3-alpha)
プロンプト作成:GhatGPT(https://chatgpt.com/)/
 Gemini(https://gemini.google.com/a

コスト

Suno:Pro Plan(10$)
Stable Diffusion:Google Colabでの環境構築 100 コンピューティング ユニット( ¥1,179)
Runway Gen-3 Alpha:Standard(15$)

それでは完成までの流れを解説していきます。

曲の歌詞を考える

まずは、生成AIにCAMPFIREやクラウドファンディングについて学んでいただかなくてはなりません。ということで、Google NotebookLM というサイトやファイルの情報を学んで回答してくれるAIを活用しました。

10個ほどのページを読ませ、プロンプトをぽん。
出てきた歌詞がこちらです。

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タイトル

CAMPFIRE 2024 - 未来への共鳴

歌詞

スクロールする日々 情報に溺れそう だけど 誰もが心の奥底で 何かを求めてる あの頃の情熱 あの日の夢 まだ覚えてる?

立ち上がれ! 眠れる獅子 CAMPFIREが 君を呼ぶ 小さな火を灯す場所 それが CAMPFIRE 資金調達だけじゃない 共感の渦 巻き起こす 多様な挑戦 多様な夢 すべてを 受け入れる

叫べ!心の叫び 届け!熱い想い CAMPFIREが 君を 未来へ 繋ぐ 不可能を可能に 夢を現実に 変える力 仲間と共に 共に未来へ 駆け上がれ!

テストマーケティング? PR戦略? CAMPFIREは 進化する 多様なニーズに応える プラットフォーム 社会貢献、アート、音楽 地域活性化 その可能性は無限大 世界を ざわつかせる イノベーション ここから始まる

批判? 恐れるな! CAMPFIREは 君と歩む 常識を壊せ! 新しい世界を 創造するんだ 批判を恐れず 変化を恐れず 突き進め!

叫べ!心の叫び 届け!熱い想い CAMPFIREが 君を 未来へ 繋ぐ 不可能を可能に 夢を現実に 変える力 仲間と共に 共に未来へ 駆け上がれ!

CAMPFIRE 小さな火が 大きな炎になる CAMPFIRE 君も その炎を 灯してみないか?

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僕の脳みそからは100%出てこない、熱めの歌詞が出てきました。

曲をつくる

曲はSunoのPro Planで作りました。

6曲ほど作ってもらいましたが、最も良さげなものを完全に個人の主観で採用。

完成までそれぞれ2-3分というところでした。40代のおっさんの印象だと「いまっぽい」という印象でした。

画像を作る

次に、Stable Diffusionを活用して動画のもととなる画像を生成していきますが、その前に画像を生成するためのプロンプトもChatGPTに考えてもらいます。

まず、音源をと歌詞を読み込ませ、どのタイミングで、どんな画像を出力したらよいかを、プロンプトで出力してもらいます。

▼するとこのような形で、5秒刻みでのプロンプトが出てきました。

そして、このプロンプトをStable Diffusionで画像化していきます。

Google ColabでWeb UIが使えるよう、環境構築しました。GPUを使うため、100コンピューティング ユニット( ¥1,179)課金しています。

画像生成のモデルはSD-XL 1.0-baseを使っています。

プロンプトをそのまま打ち込んで出力された画像がこちら。

「スクロールする日々 情報に溺れそう」の歌詞が如実に反映されていますね。


動画を作る

次は動画を作っていきますが、その前に動画生成AIに投げ込むプロンプトも考えてもらいます。

画像を読み込ませプロンプトをポンです。

その後Runway Gen-3 Alpha で動画化していきます。Standard(15$)のプランを利用しました。

画像とプロンプトをいれるとこちらも約2-3分で10秒の動画が生成されました。

この作業を繰り返し、素材となる動画を量産していきます。

編集する

最後はAdobe Premiere Proを使って、編集します。ここで歌詞のタイミングや音楽の切れ目に合わせて生成した映像を当て込んでいきます。

この編集作業については、完全に人力です。

で、完成した動画がこちら

いかがでしょうか?

生成AIに言われるがままに作った感想

完成品の感想は「人の心を動かすほどの感動」はない感じのアウトプットになってたという印象です。

ただ、短時間でこれができたことのブレイクスルー感はすごいです。

そこで感じたブレイクスルー感は「素材」となるものの提供スピードで

  • どんな素材が必要か

  • それをどのように見せるか

に関して、

  • 人間のプロンプト指示出し

  • 大量に生成されるクリエイティブの中から何を選ぶかの目利き

など、まだクリエイターのディレクションや介在価値は大きいなと思いました。(時間をかけてそこを磨けばもっといいものができるはず)

現状生成AIは現状あくまでツールなので、それをどう使いこなし、表現したいものへたどり着けるかまでの、選択肢が増えたのは間違いありません。

ただ、明日はどうなっているかが分からないのが、現状の生成AIの状況なので、これからどうなっていくか楽しみです。

余談

引用:Google’s Computers Are Making Thousands as Artists

初期の画像生成AIだったGoogleのDeepDreamが生み出していた禍々しい感じや、動画生成AIの画像を連続させて破綻しまくる感じなど、案外そういったものが、生成AIの精度があがるにつれてクリエイティブであったと再認識する日が来るかもしれないと思う。

人間がわかりやすく知覚しやすい形に最適化されていっているだけで、もっと人間側が何にクリエイティビティを感じるかの感度を上げる必要があるかも。

しらんけど。

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