田舎は住みにくい?

少子高齢化が社会問題として認識されるようになってずいぶん経った気がします。それに加えて人口減少、人口移動が進んできたことによってより深刻さが増したように感じます。

田舎に住んでいると最近小さい子供を見かけることがずいぶん減った気がしています。地元の小学校の児童数を調べたら10年で3割減っていますし、今の1年生と6年生の人数を比べると3割以上減っているようです。5年の違いでこれだけ違うところをみると少子化はさらに加速しているといえます。

その子供たちも大半の子が進学で都会へ出ていって、戻ってきて地元に就職する子はわずかです。

なぜか聞くと就職先がない。あっても条件が悪い。
田舎は交通が不便。遊ぶところがない。
本当にそうなのでしょうか。
私の地元、関市に絞って検証してみます。

就職先がない?あっても条件が悪い?

就職先はあります。有名な大企業は少ないかもしれませんが、中小企業はたくさんある上に今は人手不足で働くところがないということはありません。

条件が悪いということろは否定できないかもしれません。しかし働き方改革のおかげで休みは増えました。弊社でも4年ほど前から週休2日制でやっています。

給与面でもどうしも大企業には劣ると思います。
しかし、それ以上に物価が安い。土地も安いので住宅にかけるコストが少なくて済みます。

都会で猫の額のような土地に小さな家を建てても5000万円以上かかるところが関市なら100坪の土地が1000万円かからないところもあるので、3000万円代で広い敷地にゆとりのある生活ができます。
庭でバーベキューもできますし、車も3台おけます。

生活にかかるコストはそこまで変わらないかもしれませんが、それでも食料品は安く手に入ると思います。

交通が不便?

関市の一番の弱点は公共交通機関が弱いところと言われていますが、実際の生活では自動車を1人1台もっていてほとんど車移動なので特に困ることはありません。市内のほとんどの施設や店舗では駐車場は無料です。たまに都会に行くと駐車料金の高さに驚きます。
実は名古屋市街にも1時間もあれば車で行けちゃいます。

どこに行くにもドアtoドアなので一日の歩行距離が少なく常に運動不足になります。それではいかんと田んぼの周囲をウォーキングするのが最近の日課です。

遊ぶところがない?

最後に遊ぶところですが、確かに夜遊びに出歩くようなところはありませんので、まっすぐ家に帰ることがほとんどです。
たまに飲みに行くときはドライバーを確保しておくか、代行運転を利用するので場所に縛られることがありません。
休日のお出かけは自然が近くにあるのでキャンプや温泉に気軽に出かけることもできます。近くのスキー場なら1時間もあれば行けます。
ショッピングモールも近隣にあるのでお買い物にも困りませんし、今はネットショップでたいがいのものが買えますので、住む場所は関係ありませんね。

都会にいないとできないことも実際にあるとは思いますが、現在の田舎であれば、そこまで困ることは少ない気がします。田舎ならではの魅力もたくさんあるのでそこに気づいてもらえるといいなあと思います。












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