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富士山の下り方。


先日、吉田ルートで初めて富士山に登りました。
富士山の登山は上りも大変だけど、下りもかなり辛いと言う情報は前もって得ていました。
実際に吉田ルートの下山道を下ってみると、足元は砂地に石ころが転がっていると言う、普通の登山道とは全く違う感じでした。

下手に石ころを踏んでしまうと、ずりっと足が前に行ってしまい、尻餅をついてしまいそうになります。
それが怖くて、中々足が前に進まないのです。
一歩一歩靴底全体で着地をして、ブレーキをかけながら下っていきました。
それでも時々足が滑って、尻餅をつきそうになってしまいます。
ストックを持っていなかったら、何回かやらしていたと思います。


ブルドーザーの踏み跡を歩く


しばらくすると荷物を運ぶキャタピラーのついたブルドーザーみたいなのが数台上がってきました。
すれ違う間、道の端によって退避する必要があります。

富士山で荷物を運ぶブルドーザー

漸くブルドーザーが通り過ぎて、再び歩き出そうとした時、道の両端にはキャタピラーの跡がついていました。
その上を歩くと若干歩きやすく感じました。
砂地が踏み固められていて、あまり滑らないのです。
その上を歩いていると、少し歩くスピードがアップしました。

そして、歩くスピードをアップした方が、歩きやすいことに気づきました。
調子に乗ってるとスピードが出過ぎてしまうので、ストックを前の方に突き刺して、スピードが出過ぎないようにします。

この歩き方が正しいのかどうかわかりません。
時々はやはり小石を踏んで尻餅をつきそうになるので、絶対に手袋は必要です。

靴の紐を締め直す

これはどんな登山道でも同じですが、下山道では靴紐はキツく締め直しておきます。
つま先が靴の先に当たるような履き方は絶対にNGです。
それに、靴の中で足が動くような履き方をしていると、必ず親指の付け根辺りが痛くなります。

また、砂が靴の中に入りやすいので、ゲーターがあればベストです。

富士山の下山道の下り方

  • キャタピラーの跡の上を歩く

  • 歩くスピードを早める

  • ストックを前の方に突き刺す

  • 手袋をはめる

  • 靴紐はきつい目に締める

  • ゲーターがあった方がいい

天気がいいと、富士山の下山道は雲海の見放題です。
雲海好きの私には、最高の下山道でした。
遠くには南アルプスや八ヶ岳も見下ろせます。
まさに雲の上を散歩しているような気持ちになりました。

富士山 吉田ルート下山道から見た雲海


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