ラテン語さん(著)『世界はラテン語でできている』を読んでいるところです。
雨が降った時に羽織る「合羽(がっぱ)」若しくは「カッパ」の語源をご存知でしょうか。
意外と思われるかもしれませんが、ポルトガル語の“capa”「外套」が語源です。
そしてそのポルトガル語の”capa”は、ラテン語の”cappa”にさかのぼれるのです。
私はてっきり日本の妖怪、「河童(カッパ)」が語源だと思っていました。
ラテン語さん(著)『世界はラテン語でできている』には、このような事例がたくさん掲載されています。
まだ第3章「ラテン語と宗教」を読み進めているところなので、日本語につながる言葉はまだ「合羽」くらいですが、この先も出てくるのか、楽しみにしています。
この本は、世界史、特に古代ローマについて詳しい人には、とても楽しる内容になっています。
更に、英語を理解できる人には、読みやすいのではないかと思います。
現在の世界共通言語である英語の起源は、ラテン語です。
なので、現在使われている英単語の語源を辿れば、多くはラテン語に辿り着くのです。
その一つひとつには、それぞれ物語りがあります。
『世界はラテン語でできている』を読んでいると、世界史を学び直したくなります。
特に古代ローマ史についてはあまり勉強してこなかったので、興味が湧いてきました。
1冊の本との出会いによって、幅広くそして深く知りたいと思えるようになるのが、読書をすることの素晴らしさです。