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【読書】『三河雑兵心得-砦番仁義』|電車の中で、脳みそは戦国時代へ

朝の通勤ラッシュの電車の中で、鬱陶しいなと思いながら吊り革につかまっていたのですが、ラッキーなことに前の席が空いて座れました。
苦痛でしかない満員電車の中が、読書空間になった瞬間です。
鞄の中から、読むのを中断していた文庫本、井原忠政(著)『三河雑兵心得-砦番仁義』を取り出します。
最近はこんなときでも、電子書籍ではなく、「本」を読んでいます。

途中の駅で、私の座っている前に女子中学生が2人立ちました。
2人はスマホを見ながら、楽しそうに会話をしています。
私は、昨日まで読んでいた、『成瀬は天下を取りにいく』を思い出しました。
もちろん、2人とも成瀬あかりのような喋り方はしていませんが。

昨日まで私の脳みその中は、女子中学生〜女子高生の世界にいたのですが、今朝からは、血生臭い戦国時代にいます。

読書をしていると、どんな時代にも、また、どんな場所にも瞬時にトリップできます。
恐らく、記憶には残っていませんが、寝ているあいだも、そのときに読んでいる小説の世界を彷徨っているのではないかと思います。

さて、「長篠の戦い」で大勝利を収めた織田・徳川軍ですが、すぐに遠江から武田軍を蹴散らした訳ではありません。
さすが戦国最強軍団の武田軍だけあって、徳川軍は苦戦を強いられます。
そんな中で、家康の嫡男、松平信康も活躍するのですが・・・。

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