加齢と向き合う。
昨年、M1グランプリを撮った漫才師の、「どうせみんな、こうなるんだよっ!」ていうつかみが大好きだ。
50歳を過ぎたあたりから、加齢を感じることが多くなった。
文字通り半世紀も生きたのだから仕方のないことである。
あえて自分に起こっている加齢と向き合ってみることにした。
加齢による現象
加齢臭
加齢臭という言葉が一般的に使われるようになったのは、20年ほど前のことだろうか。
イメージ的には、おじさんの整髪料の匂いや、汗の匂いだった気がする。
そういえば、その頃にイメージしていた匂いのするおじさんは減ったような気がする。
ボディーソープの性能が良くなったのかも知れないが、もしかしたら自分自身が加齢臭を発していて、気づいていないだけかも知れいない。
老眼
50歳になった頃、LOFTの文房具売り場でボールペンを買った。
値札を見て350円だと思ってレジに行って1000円札を払てお釣りをもらった。
少ない・・・何故だ。
確認すると350円と思っていたボールペンは850円だった。
値札の3と8が見えづらくなっていて、感覚的に3と思い込んでしまっていた。
その時、初めて自分が老眼だと自覚せざるを得なくなった。
もともと近眼が酷くて、度のきついメガネをかけていたのだが、スマホを見るときなんかは、メガネをは外さないと見辛くなってきていた。
いちいちメガネを外してスマホを見るのはカッコ悪いと思い、遠近両用メガネを買った。
結果、快適に過ごせている。
文明の力には頼るべきだ。
薄毛
30歳になる頃から髪の毛が薄くなってきた。
育毛剤を色々試してみたが全く効果はなく、寂しくなっていく一方だった。
普段から鏡を見て、毛が薄くなっている自覚はあった。
ある日のこと。
多分防犯用だろう、エレベータの上部にカメラが設置されていた。
そのカメラで撮影された画像が、エレベーターの階数表示の横あたりに映し出されていた。
その画像を見てがっくりした。
決心してその日のうちにQBハウスに行って、2ミリのバリカンで坊主にしてもらった。
加齢性難聴
昨年の人間ドックの結果票を見ると、聴力が「要精密検査」となっていた。
そういえばここ数年、耳鳴りがしている。
耳鼻科に行って検査をしてもらった。
結果は、加齢性難聴。
耳自体に異常はなく、原因は加齢とのこと。
耳鳴りにつていも相談したが、耳鳴りの原因のほとんどは不明で、加齢が原因の一つであるという回答。
原因がわからないということは、治療法もわからないということである。
こんなに医学が発達しているのに、なんでも加齢のせいにするのか、と憤りを感じたい次第。
歯茎が下がる
3ヶ月に一度歯医者に通っている。
歯茎が下がってしまっており、歯と歯茎の間に隙間ができて虫歯になりやすいとのことで、定期的に検診を兼ねてクリーニングをしてもらっている。
歯茎が下がる原因には、磨き方や噛み合わせが原因になることもあるが、
50歳を過ぎると加齢が主な原因とのことである。
高血圧
年齢を重ねると、血管の弾力性が失われる。
そのため血の流れが悪くなり、血液を送り出す圧力、いわゆる血圧が高くなる。
高血圧はさまざまな疾患のリスクが高まることから、1年前から降圧剤を服用している。
排尿の問題
最近、夜寝てから朝目が覚めるまでに一度は尿意を催して目が覚める。
お昼でも、特に冬場はトイレに行く回数が増えた。
トイレに行っても、若い時のようにそんなに沢山出るわけではない。
なのにトイレから出ると、残尿感が残ってすっきりしない。
老害
最近は誰が言い出したのかわからないが、老害という言葉が多く使われている。
確かに若い人たちに迷惑をかけているおじさんやおばさんたちが存在しているのかも知れない。
しかし、年を重ねた人たち全員をさして老害というのは間違っている。
若い人たちから見ると老害と感じるかも知れないが、そんな人たちも子供がいたり孫がいたり、今ではさらに年老いた親もご存命な人が多い。
これまで一生懸命生きてきたし、今もいろんなしがらみの中で生きている。
人生100年時代と言われて、これからもまだまだ生き続けなければならない。
本当の意味で、老若男女全ての人たちが楽しく暮らせる世界になってほしいと願う。
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