『ホテルカリフォルニア』と『親父の一番長い日』
1970年代の後半に『ホテルカリフォルニア』という楽曲が流行りました。
イーグルスというアメリカのロックバンドの楽曲です。
1976年の作品なので、私が11歳の頃です。
英語の楽曲なので、何を歌っているのか全く分かりませんでしたが、あのイントロのギター演奏がなんとも言えないくらい好きでした。
『ホテルカリフォルニア』
この曲のイントロ、50秒もあるのです。
「いつ始まんねん!」というくらい長いのです。
最近は「タイパ」という言葉が使われていて、楽曲のイントロが短くなっているようです。
しかもそのイントロを飛ばして聴く人もいるとのこと。
昭和のおじさんには考えられないことです。
イントロを聞かないのであれば、シャネルズの『ランナウェイ』みたいに、イントロ無しでいきなり曲のタイトルから始めればいいのです。
『ホテルカリフォルニア』の凄いのはイントロだけではないのです。
アウトロが2分以上もあるのです。
最後はフェードアウトしていくのですが、放っておいたらいつまでも演奏しそうです。
楽曲全体では6分30秒の大作なのです。
この曲をFM放送で聴いた時は「さすがアメリカや!」と、歌詞もわからないのに感動しました。
『親父の一番長い日』
『ホテルカリフォルニア』に勝てるのは、日本ではさだまさしさんの『親父の一番長い日』くらいだと思います。
全くジャンルは違いますが、この楽曲は12分30秒の長さです。
イントロやアウトロの演奏はほとんどありません。
延々とさだまさしさんが歌い続けます。
歌詞の意味
インターネットの時代になって、なんでも調べれるようになりました。
このあいだ『ホテルカリフォルニア』の歌詞を検索して翻訳してみました。
翻訳したところが、この曲の歌詞は一体何をいいたいのか、イマイチよく分かりません。
ある解説によれば、ドラッグに関する歌詞だとか。
そう言われれば、なんとなく理解できそうな内容です。
その点、さだまさしさんの『親父の一番長い日』は何を歌っているのか誰にでもわかります。
頭の中に映像が浮かんでくるくらい分かります。
そして涙まで流してしまうのです。
昭和の楽曲はイントロが良かった
イントロの話に戻ります。
昭和の楽曲のイントロが物凄く印象に残っています。
最後に私の好きなイントロの楽曲を列挙します。
久保田早紀『異邦人・シルクロードのテーマ』
ジュディ・オング『魅せられて』
クリスタルキング『大都会』
寺尾聰「ルビーの指輪』
アリス『チャンピオン』
石川さゆり『津軽海峡冬景色』
八代亜紀『舟唄』
ゴダイゴ『モンキーマジック』
岩崎宏美『聖母たちのララバイ』
中原理恵『東京ららばい』
こんなものでどうでしょうか?