レジ袋が開かない。
レジ袋の有料化も今となっては当たり前になった。
スーパーマーケットに買い物に行った時に観ていると、大体6割から7割くらいの人はレジ袋を買っている。
主婦らしい方は、エコバックのような袋を持参している割合が多い。
コンビニにはエコバックを持参している人は少ない。
レジ袋を購入するか、少量の買い物なら手で持ったまま店から出ていく人が殆ど。
私は基本的にレジ袋を購入する派である。
レジ袋が開かない
コンビニならレジ袋を購入すると、お店の人が袋に納めてくれるのだが、スーパーマーケットだと自分で袋入れをしなければならない。
そこで困ることがある。
レジ袋の口がピタッとくっついて開かないのである。
おじさんが一人でスーパーマーケッに買い物に来て、レジ袋を相手に悪戦苦闘してい姿は、周りからはかなりかっこ悪く見られていることだろう。
今までなら口でペロッとやっていたのだが、このご時世ではNGである。
親切なレジ係の人は、はめているゴム手袋でレジ袋を開いて渡してくれることもある。
「あ、この人レジ袋開けるのできなさそう。」と、毎日何人ものお客さんを観ているプロのレジ係の方ならわかるのかもしれない。
残念ながらそんな優しいレジ係さんに巡り合わなかった時に編み出した技がある。
冷凍食品などの冷たい商品の表面にできる、結露を利用するのである。
これは中々いいアイデアではあるのだが、そためにわざわざ冷凍食品を買わなければならないという欠点がある。
しかし、「大阪王将の羽根つき餃子」が大好きな私は全く困らないのである。
ビニール袋が開けられない
最近、少し高級なマスクを買った。
高級なだけあって、マスクが1枚1枚透明なビニール袋にパッキングされている。
いざマスクを着用しようと思ったら、このビニール袋が開かない。
開けやすいようにギザギザにしてくれてあるのだが、全然開かないのである。
そう、あの納豆のタレの状態。
ああいう袋にはたまに「どこからでも開けれます」とか書いてあるものもあるが、どこからも開けれないのである。
紙がめくれない
紙の書物のページをめくるのも苦労することがある。
最近は、電車の中では殆どの人がスマホを観ているが、昔のサラリーマンが電車の中で読むものといえば新聞だった。
満員電車の中でも、大きな新聞を小さく折りたたんで器用に読んでいた。
ちょっとエッチな記事が載っているスポーツ新聞を、堂々と読んでいるおじさんもいた。
なんとなくそんなおじさんを観ていると、紙面をめくるとき指を口でペロッとやるのである。そしてさりげなくその手で吊り革を握りしめる。
蓋が回らない
あと、プルトップではなく蓋を回して開けるようになっている缶コーヒーを買った時のこと。
蓋が回らないのである。
そんなに握力が弱くなっているはずはないのに、何故か回らないのである。
そのうちホットコーヒーなんかは、熱くて持っていられなくなる。
ペットボトルのキャップなんかも開けにくい時がある。
もうそんな姿、客観的にみたら立派なお爺さんだ。
諦めるしかない
このように年齢を重ねると、悲しい現象が起こってくる。
ゴム手袋なんかを使うと解決することもあるのだろうけど、普段の何気ない動作ができなくなった時ほど悲しくてショックなことはない。
しかしそんなことが何度かあると、もうどうにもならないと残念ながら諦めがつく時がくる。
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