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日本経済新聞の【文化面】が面白い
毎朝、日本経済新聞を読んでいます。
日本経済新聞を読む時は、まず1面の見出しだけをサッと見て、直ぐにひっくり返して最後の40ページ目の【文化面】のページから読み始めます。
日本経済新聞の最後のページ、【文化面】が、意外に面白いのです。
文化面
文化面のトップには、毎日かなりマニアックな人物が紹介されています。
同じことをピンポイントで何十年もかけて研究をしている人など、オタクの頂点のような人ばかりです。
2022年11月2日の朝刊に紹介されていた方は、親松英治さんという方で、40年かけて高さ10メートルの巨大マリア像を木彫りで作り上げた方です。
毎朝、このような人物が紹介されます。
どのようにしてこのようなマニアックな方達を探してくるのかが、不思議で仕方がありません。
取材するのも、大変なことだと思います。
美の十選
ちょうど真ん中あたりに美術に関する記事で、「美の十選」というコーナーがあります。
同じテーマに沿った10の作品が連続で紹介されます。
今、掲載されているのは「貴婦人の装い」というテーマです。
私が西洋画に興味が持ったのも、このコーナーの影響があります。
私の履歴書
紙面の左上が、有名な「私の履歴書」です。
経済界の方だけでなく、文化人や芸能人の巨匠の方達が、自らの人生を振り返るコラムで、1ヶ月単位で連載されます。
1ヶ月読めば、一人の偉大な人物のサクセスストーリーを知ることができます。
そのまま、映画やドラマの原作になりそうな内容ばかりです。
交遊抄
「私の履歴書」の下に「交遊抄」というコーナーがあります。
著名人の方が、親しくしている(親しくしていた)人との思い出話などが書かれたコラムになっています。
短いコラムなんですが、意外な人が意外なところで繋がっていたりするエピソードが、とても面白いのです。
連載小説
真ん中よりやや下あたりが、連載小説です。
ここに連載されている小説は、大体1年間くらい続きます。
連載の後、ほとんどの作品は単行本化されます。
かつて、渡辺淳一さんの「失楽園」や「愛の流刑地」が話題になりました。
文字を読むのが遅く、「遅読」である私は、日本経済新聞の文化面を読むだけで、30分くらいかかってしまいます。
しかし、文化面を読むだけでも、日本経済新聞を毎朝買う値打ちがあると思っています。