【美術館】山梨県立美術館〜520円で大満足〜
ずっと行ってみたかった、山梨県立美術館に、漸く行くことが出来ました。
山梨県立美術館といえば、ジャン=フランソワ・ミレーです。
ジャン=フランソワ・ミレーといえば、「落穂拾い」が有名です。
最近まで「落ち葉拾い」と間違っていた小学生レベルの私ですが、どうしても実物の作品をこの目で見たかったのです。
山梨県立美術館には、「落穂拾い、夏」や「種をまく人」など、ジャン=フランソワ・ミレーの作品がたくさん展示されています。
山梨県立美術館では、作品の写真撮影が禁止という事なので、始めてメモ帳と鉛筆を持って作品を見て周りました。
とはいえ、何をメモしていいのか分からず、作品名を書いて、その下に暗いとか女の人とか、大きいとか小さいとか、見たままの事をちょこちょこと書き込んでいきました。
後でそのメモを見返してみると、絵を見ていたときの事を思い出せて、なんとなく、少し成長した気持ちです。
ジャン=フランソワ・ミレーの作品の他に、『「自然」を描く画家たち バルビゾン派を中心に』というテーマでの展示もあって、これがなかなか見応えのあるものでした。
バルビゾン派と聞いても、無知な私には何のことかさっぱり分かりませんでしたが、あまり頭で考えずに、感じる事に重点を置いて、作品を見ていきました。
森や湖などの自然の中の、羊や馬などの動物、そして人間を描いた絵画は、スマホで写真を撮るときの構図を考えるのに役立ちます。
スマホで写真を撮るとき、どうしても撮りたい物をできるだけ真ん中に、そして大きく撮りたくなります。
しかしいい写真というのは、空間というかスペースと言っていいのか、余白を大事に使っています。
西洋絵画を見ると、余白を上手く使っていることが分かります。
余白があるからこそ、見せたい物が際立つのです。
そして見せたいものは、絵の中心からずらしている事が多いのです。
美術や写真につては全くの素人ですが、多分そういうことだと思います。
今回は、あまりゆっくり見る時間がなかったので、特別展を見るのは諦めて、コレクション展だけにしました。
それでも、十分に楽しむことができました。
しかも入場料は520円ということで、都内で行われている展覧会と比べると、考えられないようなお値段です。
作品の写真が撮れなかったので、最後にショップに寄って、ポストカードを購入しました。
ポストカードは記念にはなりますが、実物とは全く違います。
ポストカードを見ていると、もう一度実物を見たくなります。
また、山梨に行ける機会があれば、是非もう一度、県立美術館に立ち寄ってみたいと思います。