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登山に持って行く3種類の薬物。
登山には、初心者であってもエマージェンシーキットは必ず持って行くようにしたい。
今回は、基本的な絆創膏やテーピングなどの体の外に貼るようなものではなく、口から内服する薬物を紹介する。
薬物というとあまりいいイメージはしないが、ここでいう薬物とは当然、合法でドラッグストア等で市販されている薬物。
いわゆる「おクスリ」のこと。
バファリンA
効能
(1)頭痛・月経痛(生理痛)・関節痛・神経痛・腰痛・筋肉痛・肩こり 痛・咽喉痛・歯痛・抜歯後の疼痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・耳痛の鎮痛
(2)悪寒・発熱時の解熱
「頭痛にバファリン〜♪」というCMで有名な鎮痛薬。
頭痛だけでなくありとあらゆる痛みに対して効能がある。
とにかく何らかの原因で、どこかに痛みがあれば服用すると効きそうである。
登山時に一番多いアクシデントである、捻挫の時なんかに役立つ。
それと悪寒・発熱時の解熱にも効果があり、急に体調が悪くなった時にも役安心。
いつも持っていくが、幸い今の所お世話になったことはない。
芍薬甘草湯(シャクヤクカンゾウトウ)
効果・効能
体力に関わらず使用でき、筋肉の急激なけいれんを伴う痛みのあるものの次の諸症:こむらがえり、筋肉のけいれん、腹痛、腰痛
漢方68番
漢方薬と言うと、ある程度飲み続けることで効果が出てくると言うイメージだが、この漢方薬は痛み止めの頓服薬である。
何度か登山中に足が攣ってしまって、ヒヤヒヤしたことがる。
それ以来、この漢方薬は必ず持って行くことにしている。
ストッパ下痢止めEX
腹痛を伴う下痢・下痢・消化不良による下痢・食あたり・水あたり・はき下し・下り腹・軟便
登山でのトイレの問題は大問題である。
登山の前にはどこにトイレがあるか、必ず確認をするようにしている。
確認をしていても、管理している山小屋が営業していなかかったり、山岳のトイレはバイオトイレといって、冬場は凍結防止のため使えないこともある。
ついでの話になるが、バイオトイレでは使用したトイレットペーパーを便器に流すことはできない。
基本的に持ち帰ることがルールである。
持ち帰るといっても、そのままリュックに入れるのはちょっと・・・て誰でも思うだろう。
なので、私は持ち帰り用のゴミ袋として、贅沢と思われるかもしれないがジップロックを採用している。
そして必ずウェットティッシュを持っていく。
長らく大都会の横浜に住む私には、ウォシュレットがないと非常に辛い。
用を足した後、どんなに柔らかい高級なティッシュでも、乾いた紙であのデリケートな部分に摩擦をかけることができない。
薬を持っているという安心感
つい、トイレの話が長くなってしまった。
私は精神的な弱さから、トイレにいけない状況になると、直ぐにトイレに行きたくなる癖がある。
通勤電車や高速道路での渋滞、重要な会議やコンサートの始まる前など。
トイレに関することは、私にとって大きな問題なのである。
そういったことから、常に下痢止めの薬を持ち歩くようになった。
薬と持っていると、不思議とトイレに行きたくなる癖が出なくなった。
どこかに安心感が生まれるためであろう。
何れにしても登山は「備えあれば憂なし」である。
安心を持って行くと言う意味で、紹介した3種類の薬をリュックに入れておくことをおすすめする。
尚、医薬品は使用上の注意をよく読んで、服用しましょう。