見出し画像

原宏一著『女神めし(佳代のキッチン2)』|第四話:砂浜の夢(広島県尾道市)

原宏一著『女神めし(佳代のキッチン2)』を読み進めており、現在、第四話「砂浜の夢」を読み終えところです。

第一話の舞台は富山県氷見市、第二話は静岡県下田市、第三話は千葉県船橋、そして第四話は広島県尾道市です。

⚠️以下、ネタバレが含まれます。
まだ、本作を読まれていない方はご注意ください。

本作は、主人公の佳代が、キッチンカーで全国各地を巡り、その土地の食材がテーマとなる物語です。

第四話でテーマとなる食材は塩です。かつて瀬戸内海沿岸には、多くの塩田がありました。
これは、瀬戸内海が干潮と満潮の差が大きくて、降雨量が少ないという地理的特性があるからです。
しかし、1972年の塩業近代化臨時措置法によって、日本の塩田はいったん全て廃止されました。

第四話は、そんな塩田を復活させようという物語になります。
読んでいると、古来の製法で作られた美味しい塩を使った料理が食べたくなります。
高血圧症で塩分を控えなければならない私にとって、読むのが少々過酷な物語でした。


【関連記事】


いいなと思ったら応援しよう!