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【読書】2月に読了した本、4冊を振り返る。

2月に読了した本は、4冊になりました。
1月に読了した本も4冊だったので、今年に入って週に1冊ペースといったところです。
読了した本の冊数について、特に意識しているわけではありませんが、目安としてカウントをしています。読書は読んだ本の量ではなく、何を得たかが重要なのだと思っています。

それでは2月に読了した4冊の本を、振り返ってみたいと思います。
4冊とも全て小説でした。そういえば最近は、小説ばかり読んでいる気がします。
小説からも、得られることは多いのです。

井原忠政(著)『三河雑兵心得❹弓組寄騎仁義』

連載歴史小説『三河雑兵シリーズ」の第4作目の作品です。
物語のクライマックスは、織田・徳川連合軍VS武田軍の「長篠の戦」です。
この戦いで織田信長は、大量の鉄砲を導入して、戦国最強軍団と言われた武田軍を完膚なきまでに叩きのめします。
今川義元を討ち取った「桶狭間の戦」に次ぐ、歴史を変えた戦さが、独特の視線で描かれています。

現代においても、テクノロジーの進化に対応していかなければ、どんなに優秀な人材がいても、競合相手に簡単に負けてしまうという学びを得ることができます。

背筋(著)『近畿地方のある場所について』

正直言って、あまり思い出したくない小説です。
基本的に私は、ホラー小説は読まない主義なのですが、なぜかこの本だけはタイトルに惹かれてしまいました。
表紙のダム湖の写真が、私の知っている風景によく似ていたのです。よく考えてみれば、ダム湖の写真って、みんなこんな感じに写るのです。

世の中には、科学的には説明がつかないことが起こることがあります。決して、不気味な所には近づいてはいけないのです。

小川哲(著)『君が手にするはずだった黄金について』

小川哲さんの作品は、昨年、本屋大賞にノミネートされた『君のクイズ』を読ませていただいた以来になります。
『君のクイズ』は、殺人事件の起こらない、人の死なないミステリー小説で、私の好きなジャンルでした。

『君が手にするはずだった黄金について』も、2024年本屋大賞でノミネートされています。
この作品は、小川哲さんの私小説のような物語りになっています。

人間は、一生のうちにどのくらい嘘をつくのでしょうか。話を盛ったり、偽ブランド品を身につけたりすることを含めると、嘘のない生き方をしている人なんて、存在しないのです。

宮島未奈(著)『成瀬は天下を取りにいく』

こちらも、2024年本屋大賞ノミネート作品です。
終始、ニヤニヤしながら読了しました。しかし、最後はなぜか涙が溢れてくる、不思議な小説です。

この作品には、続編がすでに発売さています。『成瀬は信じた道をいく』というタイトルです。
実は私は、もう購入していて、本棚に存在しています。
あとはまた、ニヤニヤしながら読むだけです。

まとめ

仮に週に1冊のペースで本を読むと、1年間で50冊程になります。人生100年時代といえども、今月59歳になる私が、残りの人生で読める本は2,000冊程度ということになります。
世の中に出版される本の数を考えると、2,000冊というのは、ほんの僅かです。
これは、なんて悲しいことなのでしょうか。
そう考えると、1冊1冊、大事に読んでいかなければいけないと、感じてしまいます。

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