FF9のせいでゲーマーになってしまった話
1番好きなゲーム。
ゲーマーになったのは大体こいつのせいです。
FF9との出会い
私の家族は、母、父、叔父、叔母、祖父、みんなゲームをしているような家庭でした。テレビにはバラエティ番組よりゲーム画面が映っていましたから、そんな家庭で生まれついた私がゲームをするのは当然の流れだったのかもしれません。物心ついた時にはプレイステーションを触っていました。
当時の私がよく触っていたソフトは、FF7、FF8、FFタクティクス、ゼノギアス、チョコボの不思議なダンジョン、ドラクエ7など。現代においても誇れるエニックス不朽の名作達です。ゲームは1日1時間という決まりはありましたが、どのソフトでも割と自由に触らせてもらっていました。
が、どうしても触らせてもらえないソフトが1つだけありました。それがFF9でした。
なぜ触らせてもらえなかったのかというと、当時母がメインタイトルとしてやりこんでいたからです。
なぜやらせてもらえないのか本当に憤っていたものでしたが、大人になった今ならよくわかります。3.4歳の子供が大事なソフトに手を出して、ディスクやセーブデータに何かされようものならたまったものじゃありませんよね。ましてや母はパートから帰ってくると真っ先にゲームを起動するようなやりこみプレイヤーっぷりでしたから、触らせてもらえないのも今思うと当然だと思います。(その姿を見て育ってしまったため、今や私も立派なやりこみプレイヤーです)
そんなこんなで、FF9はどうしてもやりたかったけど手を出せない、見る専用のゲームとして、長い間私の中に居座り続けるのでした。
FF9初プレイ
「あたしもう終わったけえ、あんたやってええよ」
そう言ってFF9を渡されたのがいつだったのか、もう正確に覚えていません。「やっと遊べるんじゃ!!」とはしゃいだことだけは覚えています。
待ちに待った初見プレイでしたが、多少の不安はありました。
ずっと指をくわえて見ていたFF9。主要キャラや、戦闘システム、いくつかのマップなどは断片的に記憶へと残ってしまっています。自分でプレイするのはすごく楽しみにしていましたが、その記憶が初見プレイの楽しみを損なわせてしまうのではないかという不安が自分の中にありました。
また、何年も何年も待ち望んでいたため、ハードルが上がりすぎてがっかりしちゃうこともあるのかなと思ったりも。
初プレイ時は恐らく幼稚園~小学校低学年程度。24歳の私が当時抱いた感想を正確に思い出すのは正直難しいです。
しかし、その抱えていた不安がプレイした瞬間に消え去り、ただただゲーム画面にのめりこんだことだけははっきりと覚えています。グラフィック、キャラクター、ストーリー、システム、武器、世界観、音楽...etc。ゲームの面白さを構築する要素全てに夢中になりました。
感情移入という感覚を知ったのもこれが最初かもしれません。主人公であるジタン・トライバルは今でも私のヒーローです。(盗賊刀は一番好きな武器。まじかっけぇ)
それまでの私にとってのゲームは、せいぜい「家族のみんながやってる、なんかおもしろそうなおもちゃ」程度でした。何となくやっていたんですね。
主人公を操作して、別の世界や他人の物語に入り込む。いわば、「体験」としてのゲームの遊び方を覚えたのは、間違いなくこの作品でした。この没入感を求めて、今でも私はRPGをプレイしています。
リマスター版をプレイしてみて
先日、様々なプラットフォームでリマスター版がリリースされていることを知りました。
色んなゲームを知って目が肥えている今の私が、子供の頃に感動したゲームをやってみてどう思うのかも興味あったので、購入してみることにしてみました。
やっぱり面白かったですね。
ストーリーも(今思えばツッコミどころもありますが)王道でいいですし、やっぱりキャラクターにも魅力があります。大人の私が見てもジタンはかっこよかったし、エーコは可愛い。
何より、FF7やFF8の近未来SF感に対して、クリスタルや魔導士、飛空艇などにフィーチャーし、キャラクターの頭身も下がったファンタジー色強めの世界観が非常に好みでした。
その世界観を彩る、植松伸夫氏作曲の音楽も素晴らしいです。私が一番好きなのは「この刃に懸けて」
ゲームシステムも非常にシンプルです。戦闘は「ゲージが溜まったら行動」という伝統のアクティブ・タイム・バトル。
面白いのはアビリティシステムで、装備毎にアビリティが設定されています。敵に応じて最適なアビリティは変わるので、単純に一番ステータスや属性耐性が上がる装備に最適なアビリティが搭載されているとは限りません。縛りプレイをしている時などは、このアビリティと装備の取捨選択が楽しいです。
アビリティ選択画面。装備に搭載されているアビリティを選択しているところ
ミニゲームも豊富です。かえる捕まえたり、チョコボ育てたり、その辺の人にデュエル仕掛けまくったり。なわとびで心が折れるのは皆が一度は通るハズ。
みんなのトラウマ。
また、リマスター版は高速モード、エンカウントなしなどの機能が追加されていて、非常に遊びやすかったです。おかげで高速プレイが入手条件のあの武器の取得も容易でしたし、トロコンにもさほど時間がかかりませんでした。ありがてえありがてえ...
思い出補正もあるのは間違いないのですが、やっぱり大好きな作品だと再認識でした。FF9リマスター、好評配信中。
おわりに
一番好きなゲームの座はまだまだFF9が居座りそうです。キングダムハーツシリーズやゼノギアスも大好きなんですけどね。そう私は完全なスクエニ信者。好きな作品を列挙したらキリがなくなってしまうので、それはまた別の記事で。
というクリティカルなお題をいただいたので、1ゲーマーとして書かずにはいられませんでした。このお題に投稿されている皆様の自己紹介も読んでみたいところ。
めーだいでした。
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