20241014麒麟俳句会。
この日の参加は、先生入れて29人・143句。
三連休最終日、というのがどう影響したのか、しなかったのか。
あ、タイトル画像は、当日が「鉄道の日」だったので、行く途中になんとなーく撮ってみた貨物の後ろ姿です。
持ち寄り5句のうち、並選をいただけた句。
競技はことごとく負けたけど応援は勝ってたよね!という、クラスの仲の良さそうな雰囲気が出ている、とおっしゃっていただきました。こういう実体験は無いんだけど、何か作れてしまった不思議。そんな高校生活(朝井リョウさんや千葉聡先生が描くような)に憧れがあるからかしら。
子供が夏休み明けの緊張感がだんだん薄れてきて忘れものするようになっちゃった、という景かな、と読み取っていただきました。
実際には、自分が(!)最近忘れもの(物忘れではなく)が増えてきたところからでした。伝えるって難しい。
秋薔薇を詠みたくて作った句。
初めは「秋薔薇独りの部屋で香りたり」でしたが、まぁ薔薇は香るよね?と思って、照らしてみた次第。
薔薇1輪のイメージだけど写真がいいのがなかった……。そのうちいい写真撮れたら差し替えるかも。
さて、ここからは席題(当日にお題が決まってその場で作句する)です。
この日のお題は「砧打つ(きぬたうつ)」と「茸狩(たけがり、またはきのこがり)」。
砧打つ、は初めて知る言葉でした。
何とか「砧打つ」1句「茸狩」2句を捻り出しましたが、難しい! でも面白い!
並選をいただけた句。
「砧打つ」は時代劇とかでは見る光景かも、というお話に引っ張られ過ぎて、時代劇な感じの句に仕上げてしまいました……。
この日の先生のお話では、
・席題は、知らなかった季語を知る機会。今はうまくできなくても、今後自分が使える季語が1つ増えたということ
・京都の寺社は早朝の参拝が人がいなくておすすめ(蕪村のお墓がある金福寺とか)
が印象的でした。
まさに、「砧」と聞いて初めは砧公園とか世田谷美術館とかしか浮かばなかった私。勉強になりました。新しいことを知るって、楽しいですね。来年の秋にはもう少しうまく詠み込めているといいなぁ。