ともぷる

北海道の片隅で働く内科レジデント。論文を読み続ける習慣作りに挑戦中。医学のことを中心に、日々感じたことを綴ります。

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北海道の片隅で働く内科レジデント。論文を読み続ける習慣作りに挑戦中。医学のことを中心に、日々感じたことを綴ります。

最近の記事

論文を読めるようになりたい①

医師の初期研修が終わりに差し掛かった頃から、論文を読めるようになりたい、そう強く思うようになった。先輩医師が実際に診療の中で論文を活用して臨床判断を行っていく姿を目の当たりにした影響が大きい。では、論文を日々の学びの中に採り入れるにはどのようにしたらよいか。大きく分けて2通りがあると思う。 探索的・集中的な読み方探索的・集中的な読み方が解説されている本、ウェブサイトは多い。 論文の読み方を解説してくれる本 南郷先生や名郷先生、片岡先生の本でEBM、論文への見方、考え方を

    • 今週のBlood【2021年12月、vol138、issue22】

      論文を読み続ける習慣作り。記念すべき第1回目は、自分が将来専門にしたいと思っている血液分野から。Blood 2021;138(22) 今週のReviewは、aGVHDReviewは急性GVHDの非古典的症状。古典的症状というのは、学生時代に血液内科ローテで繰り返し問われた3つの臓器症状、すなわち皮膚・肝臓・消化管の症状。具体的には皮疹・Bil上昇・下痢。では非古典的症状とは? 中枢神経、リンパ節、胸腺、肺、腎、卵巣・精巣、骨髄など。GVHDなのか、薬の副作用なのか、区別も