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刑務所に入った話22〜拘置所雑居編Ⅻ〜

いらないと言われ、男性職員さんは困った挙句、
いらないのね?本当に飲まないのね?明日の女性の先生にも引き継ぎしておくよ?

と確認に確認を重ね、去っていきました。

わたしはまた( ᐛ👐)パァとなるんじゃないぞ、と自分に言い聞かせ、なるべく平然を装っていました。

そして21時になったのですが、


かわはぎさんが布団を敷かない(´༎ຶོρ༎ຶོ`)


わたしたちも21時になる前に何度も声をかけました。

だけど、、もはやわたしたちの声がかわはぎさんに届くことはありませんでした。


そして、ここで登場、ずんぐりむっくり。


男性職員さんの中で、1人だけ、やたら怒り散らす人がいました。

マスクをちょっとずらしただけでも怒り、
ちょっと声を上げて笑うと怒り、とにかく、怒る、怒鳴る。


私たちはこの男性職員さんのことを、ずんぐりむっくりと呼んでいました。あ、本人にではなくあくまでわたしたちの会話の中でです。


ずんぐりむっくりは、21時になっても布団を敷いていないかわはぎさんを見て、


ぬわあああんでふとぅんしいてないんじゃあああああ!!!!



と、のっけから、テーンションションションションテーンションマーックス〜💃


だけど、かわはぎさんには届きません。


温度差、やっべぇぞ🤷‍♀️


だけど、ここで引くずんぐりむっくりではありません。


おい!!聞こえてんのか!!なあんで布団敷いてねんだよ!!


と、声をかけ続けます。


だけど、正座のまま、ずんぐりむっくりを見ようともしないかわはぎさん。


ワロタ( ◠‿◠ )


しばらく、かわはぎさんへ一方的なアプローチをし続けたずんぐりむっくりでしたが、

自分だけではどうにもならないと悟ったのか、なにやら応援を呼んでいました。


そして、、

応援が7.8人も来たあ( ◠‿◠ )
いっぱい来たあ( ◠‿◠ )


1人はビデオカメラを持ち、かわはぎさんを撮影。

1人は部屋のわたしたちにいつからこうなったのか、なにがきっかけだったのか等を聞いていました。


もはや残るは、やじうまですʅ(◞‿◟)ʃ(嘘です、すいません。)


そして、かわはぎさんは男性職員さんにより強制的に部屋から連れ出されていきました。

心配でしたが、わたしたちはどうすることもできず、、。


15分ほどして、男性職員とともにかわはぎさんが戻ってきました。

男性職員さんいわく、話を聞こうとしたけど、何も話してくれない。今日は悪いけど、代わりに布団敷いてあげて。と言われました。


言われた通り、かわはぎさんの布団を敷き、
帰ってからまたも正座をしていたかわはぎさんを半ば無理矢理、布団に寝ころばせ、その日は就寝しました。


そして、次の朝、かわはぎさんは独居に移動となりました。

オニカサゴさんのストレスが相当なものだったのか、または他に何か理由があったのかはわかりませんが、人の心が壊れてしまっていくところをこんなにも近くで見たのは初めてだったので、ショックでした。


ここまでお読みいただきありがとうございます。
またぜひ、読んであげてください。

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