307@元受刑者

こんにちは。 刑務所から出所したばかりの人です。 逮捕されてからのリアルを書いていきます。

307@元受刑者

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最近の記事

刑務所に入った話29〜刑務所についたよ〜

どうやら、栃木刑務所に到着してしまったようです。 車から降ろされ、荷物を運びました。 拘置所から持ってきた荷物は検査に回され、いれられるものは検査が終わり次第、渡すと言われました。 本とかも全て検査するようです。 検査する方は大変なこった。 そして、個室に移動させられ、 見るからにお偉いさんって感じの方から 刑務所についてのルールを言い渡されました。 仮出所で早く出たかったら、ルールをきちんと守り、生活するように。 と。 そして半袖短パンに着替えさせられ、な

    • 刑務所に入った話28〜移送されるよ〜

      そして移送の日。 時計がないので正確な時間はわかりませんが、 6時前くらいだったと思います。 職員さんに起こされ、朝食を食べ、 荷物をまとめて待機させられました。 その時もまだ、どこの刑務所に行くのか聞かされておらず、不安ばかりがつのっていきました。 そしていよいよ、4ヶ月過ごした拘置所とお別れです。 お世話になった職員さんが、 長かったし、色々あったねー。向こうでも真面目にね。と声をかけてくれました。 色々、、、そういわれたら思い出されるは、オニカサゴ_:(´ཀ

      • 刑務所に入った話27〜拘置所雑居編最終話〜

        チンコロ騒動があった後、さばさんと数日2人だけの部屋でしたが、 しばらくして、たちうおさんが部屋に帰ってきました。 たちうおさんは、独居に移動させられ、女性職員と男性職員から物をあげたことに対し、こっぴどく怒られたようです。 だけど、懲罰にはならずに済んだから気にしないと言っていました。 つよいぜʅ(◞‿◟)ʃ そしてもちろん、まんぼうさんからちんころされたんだろうこともさばさんは気づいていて、 あの女、ほんと性格悪いよ!とキレてしばらくずっと愚痴ってました( ◠

        • 刑務所に入った話26〜拘置所雑居編16〜

          レスラーが部屋での物のやり取りを知り得た理由、、 まんぼうさんが、チンコロしたな( ◠‿◠ )‼︎ そうです、わたしたちが運動に行っている間、たちうおさんと仲が悪かったまんぼうさんは、たちうおさんがしていた物のやり取りを、こと細かく先生に伝えたんだと思います。 運動から戻ったら、まんぼうさんがいなくなっていたことや、突然の部屋の検査。 もはやそうとしか考えられませんでした。 やりやがったな( ◠‿◠ ) レスラー兼メデューサに睨まれ続けるわたし。さあて、どうする、

          刑務所に入った話25〜拘置所雑居編15〜

          ニュース速報です。 本日、とある拘置所にて、レスラーが大噴火しているとのニュースが入ってきました。 その時の様子です。 もらったじゃねぇだろおおがぁああああ!!!! ここにきた時、人と物のやり取りしたらいけないって言われなかった?先生から説明があったんじゃないの? しかもさあ、あなた子どもいるんじゃないの?仮釈もらって早く帰りたいんじゃないの? こんなことして仮釈もらえるとか思うなよ!? そんな生優しいとこじゃねぇんだよ!!!! ・・・早く、帰って子どもに会いた

          刑務所に入った話25〜拘置所雑居編15〜

          刑務所に入った話24〜拘置所雑居編14〜

          そして、屋上で30分運動をしてから、部屋に戻ると、、 まんぼうさんがいない!!まんぼうさんの荷物もない!!!! え?え?どういうこっちゃʅ(◞‿◟)ʃ 部屋変わった?にしてもこのタイミングでなぜ、、? わたしたちは訳がわかりませんでした。 ですが、その日は平日。 運動から帰ってきたら、部屋で作業をしなければいけなかったので、ずっと話しているわけにもいかず、わたしたちは作業に戻りました。 大人しく作業をしていると、 バーーーーーン!!!! と、扉が開かれ、私た

          刑務所に入った話24〜拘置所雑居編14〜

          刑務所に入った話23〜拘置所雑居編13〜

          さて、かわはぎさんがいなくなり、わたし、まんぼうさん、たちうおさんの3人部屋となったのですが、また新しい方が入ってきました。 さばさん タイ人の方 あさりさん どこの国か忘れたけど外国の方、一番若い 2人とも少しカタコトではありましたが、会話に支障はありませんでした。 そして、前々からではあったのですが、まんぼうさんとたちうおさんは、あまり仲がよろしくありませんでした。ただ、共同生活の為、表向きは2人とも普通に接していましたが、、。 そんなこんなでわたしが刑務所に行く

          刑務所に入った話23〜拘置所雑居編13〜

          刑務所に入った話22〜拘置所雑居編Ⅻ〜

          いらないと言われ、男性職員さんは困った挙句、 いらないのね?本当に飲まないのね?明日の女性の先生にも引き継ぎしておくよ? と確認に確認を重ね、去っていきました。 わたしはまた( ᐛ👐)パァとなるんじゃないぞ、と自分に言い聞かせ、なるべく平然を装っていました。 そして21時になったのですが、 かわはぎさんが布団を敷かない(´༎ຶོρ༎ຶོ`) わたしたちも21時になる前に何度も声をかけました。 だけど、、もはやわたしたちの声がかわはぎさんに届くことはありませんでした

          刑務所に入った話22〜拘置所雑居編Ⅻ〜

          刑務所に入った話21〜拘置所雑居編Ⅺ〜

          さて、台風のように訪れ、部屋に多大なる爪痕を残し去っていったオニカサゴさん。 その後、わたしたちの部屋の前を通り、毎日のように医務に連れて行かれるオニカサゴさんを目撃しましたが、もはや時の人ですʅ(◞‿◟)ʃ そんなこんなで、オニカサゴさんが去っていき一件落着のはずだったのですが、、新たな問題が、、。 かわはぎさんの様子がおかしい(´༎ຶོρ༎ຶོ`) 部屋に来た時からとても大人しく、かなり周りに気を遣ってるなあと思っていたのですが、オニカサゴさんにブチギレ事件があり、

          刑務所に入った話21〜拘置所雑居編Ⅺ〜

          刑務所に入った話20〜拘置所雑居編Ⅹ〜

          とりあえず、過呼吸をおこしたかわはぎさんを落ち着かせようと、背中をさすり、オニカサゴさんから遠ざけました。 そしてまんぼうさんは、オニカサゴさんに、 ねぇ、わざとでしょ⁉︎わざとやってんでしょ⁉︎ トイレ汚したのもわざとなんじゃないの⁉︎ と詰め寄っていました。 そして、この後のオニカサゴさんが言ったことでわたしは白目を剥いてぶっ倒れそうになります。 わざとって、、あなたたちねぇ、 わたしにそんな説教するけど、あなたたちは外で賞状でももらうくらい偉いことでもしてきた

          刑務所に入った話20〜拘置所雑居編Ⅹ〜

          刑務所に入った話19〜拘置所雑居編Ⅸ〜

          結局、寝たのか寝れなかったのかよくわからないまま朝がきました。 そして、女の先生に速攻で相談しました。 汚した本人、オニカサゴさんが掃除に協力してくれないこと、トイレを掃除してもまたすぐ汚れてしまい同じことの繰り返しなこと。 先生は、わたしたちの話を聞き、オニカサゴさんを呼びだしました。 そして、衝撃のひと言を放つのです。 あなた、前に刑務所いたときもそうだったの? (╹◡╹)??? 記憶を呼び戻そう。冷静に、記憶を呼び戻そう。 オニカサゴさん、こういうところ

          刑務所に入った話19〜拘置所雑居編Ⅸ〜

          刑務所に入った話18〜拘置所雑居編Ⅷ〜

          パンツチェックのためトイレに入る2人。 大丈夫だから!女同士なんだから、ね⁉︎ と説得を始めるたちうおさん。 しぶしぶ脱ぐオニカサゴさん。 そして聞こえてくる短い悲鳴。 お察し。全てをお察し。 ありがとうございました。 パンツ!!!!替えのパンツちょうだい!!!! と、叫ぶたちうおさん。 ・・・泣きたい。 実に泣きたいパート2 そして訪れる更なる悲劇。 ・・・ない。 もう替えのパンツが残ってない。 私たちが寝ている間もパンツとトイレを往復していたため、生

          刑務所に入った話18〜拘置所雑居編Ⅷ〜

          刑務所に入った話17〜拘置所雑居編Ⅶ〜

          午前中は掃除で終わり、その日の午後は何をして過ごしたのか、記憶にありません。 そして、夜が来ました。 何時くらいでしょうか、、。 頻繁にトイレに入る音。そしてなんか臭う。 まんぼうさんも起きてました。 ・・・なんか臭くない? 臭い( ◠‿◠ )‼︎外していたマスクをつける2人。 考えられる原因はひとつしかないんですよ(´༎ຶོρ༎ຶོ`) トイレから出てくる音。 やっぱりオニカサゴさん( ◠‿◠ ) やっぱりって失礼だけど、、 やっぱり( ◠‿◠ )

          刑務所に入った話17〜拘置所雑居編Ⅶ〜

          刑務所に入った話16〜拘置所雑居編Ⅵ〜

          とりあえず、先生に相談しました。 そうしたら、 集団生活だからね、悪いけど、一緒に掃除してあげて。と、新聞紙を大量にくれました🙄 サンダルは先生が洗ってくれるとのこと、、。 さあ、オニカサゴさん、掃除しますよ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) 何故か、本当に何故なのか、わからないのですが、横の壁にもついてるうんち。これが、七不思議ってやつですか。 オニカサゴさん、渋々トイレに行き、拭き始めました。 私達は、洗面台の前の床を拭きます。 5分くらいで出

          刑務所に入った話16〜拘置所雑居編Ⅵ〜

          刑務所に入った話15〜拘置所雑居編Ⅴ〜

          部屋にまた新しい方が入ってきました。 この方はオニカサゴさんとします。 オニカサゴさんは、60代のぽっちゃりした方でした。 入ってきたときに、 わたしこうゆうところ初めてだからなにもわからなくて、緊張しちゃってずっとお腹の調子が悪いのよー。 なんて話してました。たちうおさんと歳が近めだったこともあり、結構2人で盛り上がっているのを遠くから見ていたわたし。 そして、夜になり就寝。 時計がないので何時なのかはわかりませんが、きゃあ!という声に目が覚めました。 まんぼう

          刑務所に入った話15〜拘置所雑居編Ⅴ〜

          刑務所に入った話14〜拘置所雑居編Ⅳ〜

          毎朝、朝ごはんを食べ終えると先生が作業の材料を部屋に持ってくるのですが、その日はいきなりドアが開けられ、 ひらめさんとうなぎさん以外は壁の方みて座ってー。ひらめさんとうなぎさんは荷物まとめてー。 と。 あれ、この光景見たことあるぞ。 ・・・刑務所に移送される前の部屋移動だ!!!!!! そうなんです、ひらめちゃんとうなぎさんは次の日刑務所に移動することが決まったのです。 突然のお別れでした、、。 ひらめちゃんがいたから保てていたといっても過言ではないわたしのメンタル

          刑務所に入った話14〜拘置所雑居編Ⅳ〜