刑務所に入った話26〜拘置所雑居編16〜
レスラーが部屋での物のやり取りを知り得た理由、、
まんぼうさんが、チンコロしたな( ◠‿◠ )‼︎
そうです、わたしたちが運動に行っている間、たちうおさんと仲が悪かったまんぼうさんは、たちうおさんがしていた物のやり取りを、こと細かく先生に伝えたんだと思います。
運動から戻ったら、まんぼうさんがいなくなっていたことや、突然の部屋の検査。
もはやそうとしか考えられませんでした。
やりやがったな( ◠‿◠ )
レスラー兼メデューサに睨まれ続けるわたし。さあて、どうする、なんてこたえる( ◠‿◠ )
一瞬で色々なことを頭の中で考えたわたしが出した答えは、
・・・見たことないです。
知らぬ存ぜぬで突き通す。
でした。
レスラーは物のやり取りを直接見たわけではない。
だったら、知らないふりをしよう( ◠‿◠ )
そう思いました。
ですが、見たことないですと答えた瞬間、
ほんとに?
と、めちゃくちゃ眼光鋭く聞かれるわたし。
ひるむな、ここでひるんだら本当に石にされるぞ。
石にされたら、戻れないぞ。気を確かに。
と、自分を鼓舞しながら、
はい、本当に見たことないです(° °)
と。
目を逸らしたらいけないけど、怖すぎて右目と左目が離れていきそうなわたし。
レスラーは、そう。とだけ答え、わたしはそれ以上は問いただされませんでした。
あの時、本当に?と聞き返してきたレスラーの顔を今でも忘れられません。めっちゃ怖かった(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
そしてレスラーは去っていきました。
本来であれば、ルール違反(物のやり取り等)をした場合は、懲罰の対象となります。
懲罰というのは、作業がある日でも作業をせず、ご飯のとき以外は1日中座っていなければいけないというものです。
懲罰の前に調査委員会というのが開かれ、
ルール違反の内容や普段の生活態度等を鑑み、厳重注意で終わらせるのか、懲罰にするのかを決めるようです。
ですが、今回、さばさんは厳重注意のみですんだようでした。
レスラー大噴火が過ぎ去った後も、しばらくさばさんは泣いていました。
本当にチンコロをする人がいるなんて、改めて怖い世界だなと感じました。
( ᐛ👐)パァ