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刑務所に入った話④〜留置所編Ⅱ〜

留置所は身柄を拘束して警察の方がきたら取り調べをうけるという感じです。

ちなみに留置所では名前の代わりに番号で呼ばれます。わたしは33番でした。

33番取り調べだからトイレ行っといてーとか、33番面会だよとか言われます。

留置所にきてどれくらい経った頃か忘れましたが、警察の方が2人きて取り調べが始まりました。

わたしを担当してくれた警察の方は、1人が年配でわたしのことをちゃん付けで呼ぶ優しい刑事さん、もう1人は正義感オーラに包まれている若い方でした。

わたしはもう全面的に認めていたので覚えていることを正直に話しました。

ただ、左右どちらの手で商品をとったのか、そこへんはかなり曖昧でした。

そして取り調べはしつこいほど同じことを何度も何度も聞かれます。

わたしが話したことをもとに刑事さんが調書を作成します。

だいたい1回の取り調べで1、2時間程度でした。

そして、初めて弁護士の方がきました。
わたしはお金がなかったので、国選弁護人です。
女の方でした。まずはじめに、なんでこんなことしたのか、執行猶予中なんだから刑務所は免れない、そんなお叱りの言葉をいただきました。

そんなこんなで留置所での生活が1週間ほど経った頃、部屋がかわり、2人部屋になりました。

2人になったのは良いのですが、話すことは一切禁止されていました。

ですが、職員の方が見ていないタイミングを見計らい、お話ししてました。

その子はyoutuberのヒカルのパーカーを着ていたのをよく覚えてます。
その子も万引きでした。1年くらい県外を逃げまわっていたけど、働かなきゃやばくて、働いたら速攻で居場所がばれて警察がきたと話してくれました。

わたしもその子も1週間に1回くらいのペースで取り調べに呼ばれてました。

だから取り調べのない日は1日、本を読んでる以外にやることがありません。せめてその子と堂々とお話しできたらよかったのにな、、って思いました。

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