刑務所に入った話19〜拘置所雑居編Ⅸ〜
結局、寝たのか寝れなかったのかよくわからないまま朝がきました。
そして、女の先生に速攻で相談しました。
汚した本人、オニカサゴさんが掃除に協力してくれないこと、トイレを掃除してもまたすぐ汚れてしまい同じことの繰り返しなこと。
先生は、わたしたちの話を聞き、オニカサゴさんを呼びだしました。
そして、衝撃のひと言を放つのです。
あなた、前に刑務所いたときもそうだったの?
(╹◡╹)???
記憶を呼び戻そう。冷静に、記憶を呼び戻そう。
オニカサゴさん、こういうところ初めてだから緊張してお腹痛いって言ってたはず。
前に、、刑務所、イタトキ。
初めてじゃなかったあ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!!!
この人全然初めてじゃなかったあ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!!!
しかも先生ちょっと頭にきたからそれ言ったよね。普通、私たちが聞いてるとこで言ったらあまりよろしくないよね。
そしてオニカサゴさんに汚れた下着とナプキンを全て出すよう指示。
私たちにはどうするかちょっと考えるから待ってて、と言っていきました。
この時点で、ああ、きっとオニカサゴさんは1人部屋に戻るだろうなあと思っていました。
そしてこの後、部屋が大混乱、本当にカオスと化するのです。
オニカサゴさん、先生に言われた通り、汚れた下着とナプキンを出す準備をしていました。
ナプキンを捨てられるよう、茶色い紙袋を1人一枚もらっていたので、それに全て入れてだすんだろーなー、そんなことより全然初犯じゃないじゃん。とんだ嘘つきだな、なんて考えてました。
ここで少し説明します。
私たちはご飯や差し入れ品、手紙をもらうとき全て同じところからもらいます。
食器口(しょっきこう)といって人の頭は入らないくらい小さなところです。
そして次の瞬間、
食器口に直接、汚れた下着おいたああああ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!!!!!
先程説明した通り、そこにご飯を置くんです。
いいいいやあああああああああああああ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)!!!!!!!!
ムンクも逃げ出す大絶叫。
そして、聞こえてくる怒号。
お前、ふざけんなよ!!そこご飯置くとこなのになにしてくれてんだよ!!!
と、見ると、
大人しい、本当に大人しいかわはぎさんがガチギレしてました( ◠‿◠ )
え、ああ、そう、そうね。
なんて呑気に答えるオニカサゴさん。
あり得ないんだけど!!!もうご飯食べれねーじゃねーかよ!!!!
と泣き出すかわはぎさん。
かわはぎさんは、もはやパニックになり過呼吸を起こしてました。
ねえ、どうしてくれんの⁉︎とまんぼうさんも怒る、怒る。
カオスです。こんなにカオスな状況にでくわしたことないです。
その時のわたしはというと、
色んな感情が押し寄せて、
あたまがパァ( ᐛ👐)
でした。役立たずです。申し訳ありません。