刑務所に入った話23〜拘置所雑居編13〜
さて、かわはぎさんがいなくなり、わたし、まんぼうさん、たちうおさんの3人部屋となったのですが、また新しい方が入ってきました。
さばさん タイ人の方
あさりさん どこの国か忘れたけど外国の方、一番若い
2人とも少しカタコトではありましたが、会話に支障はありませんでした。
そして、前々からではあったのですが、まんぼうさんとたちうおさんは、あまり仲がよろしくありませんでした。ただ、共同生活の為、表向きは2人とも普通に接していましたが、、。
そんなこんなでわたしが刑務所に行く前に、また事件が勃発するわけです、、(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
前にも一度書いたのですが、受刑者同士の物のやり取りは一切禁止されています。
ただ、みんな先生にばれないよう、結構食べ物をあげたり、物の貸し借りをしていました。
そして、たちうおさんはご年配の方に多い、ザ・世話焼きという性格でした。
わたしとまんぼうさんも何回か、たちうおさんが持っていた週刊誌を読ませてもらっていました。
そして、さばさんとあさりさんも、たちうおさんから綿棒やらベビーパウダーやらをもらっていました。
ある日の朝、何が原因だったのか忘れるくらい本当にささいな出来事だったのですが、
たちうおさんとまんぼうさんが喧嘩しました。
たちうおさんは80歳くらいのご年配、まんぼうさんは40代の方なのですが、とにかくどちらも引かない。
とめられやしない_:(´ཀ`」 ∠):
2人はしばらく言い合いを続けていたのですが、ご飯の時間となり、自然と喧嘩は終わりました。
だけどまんぼうさんはイライラが収まらなかったのでしょう。
ご飯を片付けているときもずっとぶつぶつ言っていました。
そして、運動の時間がきました。
運動がある日は運動の前に先生が各部屋をまわり、運動行くー?と聞いてくるのですが、その日は、まんぼうさんが
わたし運動行きません。
と言って、断っていました。
その時のわたしは、夏だし、外暑いもんねー。くらいの気持ちでこの後起きる出来事などまったく予想もしていなかったのです。
まったく呑気なもんですʅ(◞‿◟)ʃ