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公務員機械職の試験を1ヶ月土日のみの勉強で突破した方法と戦略【実体験】
こんにちは。まさとです。
技術系の公務員を目指す皆さん、ぶっちゃけ勉強する時間無くないですか?
転職を考えている方は日々の仕事に忙殺されてるし、学生さんは卒研とか思い出作りに忙しいですよね。私は前者でしたが、もれなく時間の壁にぶちあたることに。
しかし私は、大手メーカーから地方公務員に転職した際、たった1ヶ月しかも土日のみの勉強で合格できました。けっして余裕をかましてたわけではなく、仕事がキツすぎて勉強時間がそれくらいしか取れなかったのです。
限られた勉強時間で合格しなければならないため、いろいろ戦略を練って勉強にとりかかりました。運が良かったのは前提としてあるものの、採った戦略は結構良かったんじゃないかなーと思っています。
今回は実体験を踏まえて、実際に私が行った短期間で技術職の公務員試験を突破するための戦略と勉強方法を紹介します。
この記事を読めば、合格が狙えるラインまで最高効率で到達する方法が分かります。時間がある方も、まずこの方法で合格ラインまで到達してから細部を詰めていくと良いでしょう。
事前準備:選考フローを把握
まず受ける自治体の選考フローを把握してください。だいたいこの流れになっているはず。この記事では筆記試験の突破方法にのみ焦点を当てていきます。
1.エントリーシート提出
2.筆記試験
3.面接
戦略編
戦略①可能な限り倍率の低い自治体を攻める
受験候補となる自治体をピックアップし、公表されている過去の採用実績から受けたい職種の合格倍率を予想します。勉強時間が限られているので、10倍を超えるようなところは諦めたほうが無難。
といっても今後の人生に大きく関わる決断なので、倍率と受けたい気持ちのバランスですね。
戦略②願書はギリギリに出して、受験番号からライバルの数を予測
願書は締切ギリギリに出しましょう。おそらくどこの自治体も、受験番号のどこかに職種ごとの通し番号が含まれています。願書の到着順に番号が振られる場合、ギリギリに出すことで自分の受験番号の下2ケタが受験者数と思っていいでしょう。
私はこの方法で「〜05番」となり、実際に出願は5人でした。これで倍率が予想できれば、必要な勉強量に当たりがつけられます。
一方、名前の順で受験番号が振られてしまったらこの方法は使えません。その場合自分の名前から類推することになるので、渡辺さんとかが有利になりますね(笑)
勉強方法編
筆記試験の内容
筆記試験の内容は以下の3つに大別できます。
1.教養試験
2.数的推理
3.専門試験
4.小論文
勉強方法①教養試験は捨てる
教養試験は、英語から1問、古典から1問、公民から1問…みたいな感じで広く浅く出題されます。正直対策のしようが無い(笑)
勉強するコスパが著しく悪いので、時間が無いなら思い切って切り捨てるのがオススメです。私はそうしました。
勉強方法②参考書を1冊買い、数的推理と4力学を徹底的に学習
数的推理はこのような問題です。
![](https://assets.st-note.com/img/1687301856701-hSeL84cH8i.jpg?width=1200)
このような問題が多数出題されるので、繰り返し学習して慣れましょう。理系の人なら好きな方も多そうですよね。私も幸い好きで、楽しみながら勉強できました。
次に専門試験。専門試験は4力学が出題されます。4力学とは、「熱力学」「流体力学」「材料力学」「機械力学」のこと。工学部を卒業しているなら多少なりとも学習済みなのではないでしょうか。
公務員機械職の試験では4力学の問題が数多く出題されます。参考書を買い、徹底的に反復練習しましょう。
踏み込んだ内容の問題が出ることは少なく、学校の試験で言うところの大問1の(1)、大問2の(1)レベルの問題が広く浅く出題されます。
なのでそんなに気負わなくて大丈夫。学校のテスト勉強の復習といったスタンスで十分です。
当時私が買った参考書のamazonリンクを貼っておきます。すごくニッチな分野なのでこの本くらいしか選択肢がありませんでした。
勉強方法③小論文対策は最低限でいい
小論文はそれほど対策のしようがありません。そんなに時間をかけず、最低限のポイントを抑えておきましょう。具体的には、
・小論文の書き方をググる
・時事ネタを数個頭に入れておく
・受ける自治体の基礎情報をリサーチしておく
・ネットで過去の出題例を探して2,3回書いてみる
これらを1日くらいかけて行えばとりあえず十分です。少なくとも専門試験の勉強が終わってから時間を割きましょう。私は半日程度しか時間をかけられませんでしたが、なんとかなりました。
まとめ:時間が無いなら選択と集中を
実際に私が採った戦略と勉強方法を紹介しました。軽くまとめます。
・可能な限り倍率の低い自治体を攻める
・願書は締切ギリギリに出す
・教養試験は捨てる
・数的推理と4力学を徹底的に学習
・小論文対策は最低限でいい
私はこの方法で1ヶ月の間、土日にのみ勉強し、合計50時間程度の学習で地方公務員の上級機械職に合格しました。
といっても、これは時間が無い人向けのかなり尖った戦略です。時間が取れるならそれに越したことはない…。私は平日に毎日22時頃帰宅して土日も勉強に充てていたので、この1ヶ月は口内炎が常に3つくらいありました(笑)
ひとつのケースとして参考になれば幸いです。
それではまた!