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父トシハルの教え③「真剣に向き合うとひらめきがある」
父トシハルから経営を引き継いだのは2016年10月のことだった。
そもそも父トシハルは経営という部分で財務についても銀行のことについても完全に母サチにまかせていたのでなんの引継ぎもなかった。
そして経営についても何も教えなかった。
それがいいのか悪いのかはわからないけど、社長になってからはまっている
会計と経営が身につくMG(マネージメントゲーム)の大事な教えに、
「教えない・教え合い・紙は自分で」というのがあって
ある意味父は「教えない」に長けた人だったと思う。
経営を引き継いでから、重要な意思決定があったときに
「お父さんならどう考える?」と聞いてみたことが一度だけあった。
すると父は自信満々に
「ひらめきと、儲けようとしないことだ!」と言い放った。
はっきりいってなんの答えにもアドバイスにもなっていないけど
それは父の生き方そのものだったので感心したし、細かいことを聞くのはやめた。
真剣に徹底的に人の何倍もやっていたらおのずとその答えは出るはず。
神様はこの世界でそのことを一番考え抜いている人に答えを出すともいうから。
またこの答えは私への信頼の証とも受け取った。お前のやりたいようにやれと。それが一番間違いないよと。間違っていればまたやればよい。
儲けようとしないという一方で「儲けるときは徹底的に儲けろ!」
という人でもあったことも忘れないようにちゃんと伝えておきます。
ちなみに教えなかったのはめんどくさかっただけかもしれない。
できる人ほど人に教えるのは下手くそである。
めんどくさがりやの点は私も大いに引き継いでいて周りを困らせている。
新しいものを生み出す人はめんどくさがり屋でなければならないと私は思っている。
つづく