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父トシハルの教え④「座って半畳、寝て一畳」
父トシハルは飾らない人だった。贅沢にも興味がない人だった。
そんな父トシハルが繰り返しいったのが
「座って半畳、寝て一畳」
「欲張るな!人は一人分、せいぜい2人分くらいしか食べられないのだから」
とよく言っていた。
社会が豊かになって贅沢にしようと思えば
お金さえあればいくらでも贅沢に生きることができるが
父トシハルはそこには全く興味がなかった。
「俺は天下の居候」と母が買ったマンションに住まわせてもらっていたし、
(だから夫婦喧嘩して「出ていけ!」といっても母から「ここ私の家だから」と言われたこともあるらしい)
「俺は技術屋だから作業着は一番似合うし、作業着が好きなんだ」と言っていた。とにかく仕事が好きだったし、仕事と家庭の垣根がなかった。
子供と社員の扱いにも垣根がなかった。
よその子もうちの子も同じだったし、極めつけは人も動物も分け隔てなく可愛がった。
私たちが小さいころから車にも無頓着で乗れればいいという人だった。
なにせ油を扱う仕事をしていたから、車はいつも油のにおいが染みついていた。
仕事はうまくいってお金がまわるようになってときは、周りの人の楽しみにどんどんお金を使って、海へ船釣りにつれていったりして、人が楽しむの見るのが好きだった。
自分にお金をかけるということに興味がなかった一方、設備や開発費などは遠慮することはなかった。
また私たち兄弟には教育費は惜しまなかった!
私には年の近い姉と兄がいるが、3人とも大学に行った以上に留学・大学院などかなり時間とお金をかけてもらった。
大学に行きたかったが兄弟も多くお金がなくて最終学歴が工業高校だった父は、学歴コンプレックスがあったのだと思う。
だから私たちが大学に行くときに仕事がうまくいって3人まとめて大学に行かせられたことにはとても満足していた。これもひとつの親孝行かもしれないなー。
「欲にまみれるな。金はかけるところにかけろ!」という声が聞こえてきそうです。
つづく