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ぴろみん社長のひとりごと「電気が消えた日」

電気が消えた日。

先日、当社で年に1回の電気の点検が行われたとき、高圧ケーブルの不良が発見され、起電できない。したら危ないということが起こった。

現場で聞いたわけではなく、Hさんからの連絡で聞いた。

まじかー!!!数年に一度来るレベルのでっかいリスクカード。

さすがのHさん、いつもの通り落ち着いていた。

まずどうしたらいいのか?

「工事が必要です。〇百万円はかかります。」

やりますか?やりませんか?

やります!の一択。

いつできますか?

「ニュースでもとりあげられている通り、高圧ケーブルが品薄で在庫次第です」

最高な状態は、在庫があって日曜日に工事ができる。月曜日から通常営業。

最悪な場合は、在庫がなくていつ再開できるかわからない←困る。かなり困る。

まずは最高な状態に向かって動く!!!

「すぐに連絡とります!」とHさん

ということで昔からお世話になっている業者Gさんにすぐに連絡をとってくれる。

土曜日ですぐにはつながらなかったものの、早い段階で在庫があることが確認される。あとは人が集まるか。

待つこと1時間。祈る。いつも見守ってくれているご先祖様にも祈る。特に父トシハルに。一番パワーくれそうだから。

きっとうまくいくと信じる気持ち。
「信じて待つ!」これができるかどうかを自分に試す。

その間にも最悪の状況に向けて、できることがないかを探る。

工場長をしていたことのあるMG仲間のKさんに電話して、あれこれ相談する。どんな可能性があるか。できることはないか。可能性を探る。仕事中なのに、穏やかに対応してくれる。優しいねー。

これまた昔からお世話になっているパソコンやシステムの面倒をみてもらっているOさんにも連絡を取って相談する。Oさん、なんとすぐに駆け付けてくれると。優しいねー。

1時間後、「日曜日やれます!」とHさんから連絡がくる。

おーーーーー、これは奇跡!
世界のすべてに感謝。

落ち着いて対応してくれているHさんに感謝。

日曜日、昼過ぎから8人の作業してくれる方がきて、ケーブルの入れ替え工事。

私が現場に行けたのは、一番大変なケーブルの入れ替えが終わった後だったけど、寒い中みなさん頑張ってやってくれていました。

皆さんがスーパーヒーローに見えました。

現場を離れても、電気がつくまでは落ち着かず
Hさんからの連絡をいまかいまかと待ちわびて
電気がつくのが確認されたのが、日曜日の19時ごろ。

ミッションコンプリート!!
(私は何もやってないが)

この世は人の善意で成り立っている。
と深く確信した二日間でした。

私たちの暮らしは、こうして現場仕事を寒い中も暑い中も命がけでやってくれている皆さんのおかげで成り立っているんだと。

プロに言い訳はない。他責はない。

一人一人が自責で淡々とやることをやる。協力するときは声を掛け合って相手を信じて力を合わせる。そんな姿が心からかっこいいと思いました。

人間には衣食住が必要だけど、今やそのすべてに電気が関わっている。電気のない暮らしが1日のうち1分もない中で私たちは暮らしている危うさ。

電気は本当に便利。縄文時代がいい時代だったというけど、私も好きだけど、電気なしの生活は私には無理だな。何より電気のおかげで楽しませてもらっていることが多いから。

電気のありがたさ、人の優しさ、職人さんたちのプロ根性、相方のありがたさ、自分の無力さ。いろんなものを感じさせてもらいました。

普段から、「善きことを思い善きことをする」(稲盛さん)ことをしていこうと心に刻み込んで、何があっても大丈夫だと自分で自分を信じることができる状態にしておくことをもう一度自分と約束しました。

人は優しさだけではダメ。優しさと強さの両方が必要。

強く優しいカッコイイ人が育つ環境を私は育てたい。

人間力を育てる!つまりここか!

最後に、Hさん本当にありがとう!

終始落ち着いた責任感のある対応、さすがのMGマンですね。

寒い中暖房なしに当番してくれていたTくんもHくんもありがとう。風邪引かなくてよかった!





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