EvernoteのノートをObsidianへの移管
2011年からメモソフトとしてEvernoteを使っていました。
パソコンやスマホとの同期も便利で有料版を使っていました。
Office365を契約すると、年間12000円程度でOfficeやOneDrive1GBまで使えるし、メモアプリのonenoteが使えることから、Onenoteへデータをevernoteを移管しようとしたら、失敗しました。
この経験を機に、データのバックアップを考えるようになりました。
例えば、
evernote自体はクラウドによるデータのバックアップをしているため、消失リスクは極めて低いものの、消失したらどうなるか?
サービスそのものが終了したらどうするか?その場合、データがソフト独自の形式だと、蓄積したデータが見れなくなる(情報の消失)
3年以上のノートはいつも必要ではないが、必要になったらすぐに探し出せるようにできないと困る。
1.代替ソフトの調査
1.1 ソフトの調査条件
<必須条件>
データのバックアップができることと、必要に応じてデータを確認したい。
1.メモ+添付ファイル(PDF、excelなど)がリンクから開ける
2.データをOneDrive上に保管できる
3.検索してメモを探し出せる
4.Evenoteのデータをインポートできる
5.ノートがソフトオリジナルのファイル形式でないこと
<望ましい条件>
1.スマホ&PC間で同期できる
2.ソフトの動作が軽快
3.evernoteの年間コストより安い
1.2 ソフトの候補
探していくと、Obsidian、Joplinが候補としてあがりました。
2.代替ソフトの検証結果
Obisidanがよいという結果でした。joplinも試しましたが、私のパソコン環境ではデータのインポートはできたものの、ノート内の添付ファイルをリンクから開けませんでした。
Obisidanの場合
必須条件 すべて〇
望ましいい条件 2,3:〇、1は有料
joplinの場合
必須条件 ①以外すべて〇
望ましいい条件 1~3はすべて〇
3.Obisidianへのデータの移管
数年後この方法がもしかしたら使えないこともあるので、使用したソフトのバージョンを書きます。
Obisidianにはプラグインという考え方で、便利なツールを追加してインストールできる仕様になっています。google chromeのアプリストアで追加するのと同じ考え方だと思います。
Obsidian バージョン:ver.1.4.13
Evernote エディタv176.8.0、サービス 1.72.12
3.1 evernote データのエクスポート
エクスポートしたいノートブックを①~④の手順でエクスポートします。
エクスポートをクリックすると、保存先を指定するダイアログボックスが表示されるので、ファイル名を指定して保存します。
特に指定がない場合は、ノートブック名.enexで出力されます。
3.2 obsidianの環境設定
importerというプラグインツールをインストールします。
①~④の操作を行うと、ツールが入ってきます。
インストールが成功すると、図のようなアイコンが表示されます。
3.3 データをObsidianへインポート
①~④の順で操作し、インポートしたいデータを選択します。
3.4 インポート結果
インポートしたデータは、「evernote」というフォルダ内の格納されます。
エクスポートしたevernoteのノートブックがインポートされています。
ノートブックに添付したPDFファイルも開けるようになっています。
このノートは、テキストデータと技術士二次試験を受けた時の受験申込書のPDFを添付しています。
ノートに添付した画像ファイルも開けています。
3.5 資料の検索
「技術士受験書」で検索すると、資料がでてきました。
4.まとめ
Evernoteからデータを移管できて目的が達成できました。obsidian自体も起動が早く使いやすいです。
obsidianはプラグイン機能があるので、組み合わせると多様なことができるので、obsidianを使いなら私自身にとって最適な情報管理を進めようと思います。