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相模原探検帖★第2話『毎日がワーケーション?』

こんにちは、作詞家の大貫理音です。
このnote(マガジン)では、わたしが暮らしている相模原市緑区の藤野地区についてご紹介しています。

ついさっき『ワーケーション』っていう言葉を耳にしました。この記事を書く数分前のことです。
ワークしながらバケーションするっていう、そのまんまの意味のようです。

「旅行しながら仕事しろと??!?!??!?!?」

どうやらそういう趣旨ではないみたいで、リモートワークとかテレワークとか、会社外で仕事をするそれらの派生形のよう。つまりその土地ならでは人ならでは企業ならではのアイディア勝負な感じなんですね。

リフレッシュ目的なら逆効果な気がしますし旅行先でっていうより、むしろ期間限定の移住体験や仕事体験とかそういう一般の人でも巻き込めるような暮らしの提案の方が活かせるんじゃないのかなあ。

「それって藤野じゃん?」 (※注:個人の意見)

作業部屋からみえる景色。

藤野の地域には戦時中に多くの芸術家が疎開してきたことや「藤野ふるさと芸術村構想」をきっかけに、ものづくりな自然派の方々の移住が増え、独自通貨などユニークな文化もあります。
都心へ行こうと思えば1時間程度で繰り出せて、週末にはどこかしらでイベントが開催される極めて稀有な地域です。

わたしの日々は自由なものです。ここ藤野は山と湖、田んぼに畑といわゆる田舎の里山町で、仕事したい時にパソコンに向かって集中が切れたら湖を眺めて、たまには散歩に出て山の緑や風の香りに癒されて。それらもひっくるめてお仕事のひとつみたいなものです。(生業:作詞家・コピーライター)

春の藤野さんぽ。

でも自由ってそれほど自由じゃなかったのですよね。自分を律する精神とか。(多動なためいろいろな意味でじっとしていられない)
ズボラなわたしにはかなり負担である確定申告の資料作りや健康保険とか交通費とか、そういうのも自己管理なのでとにかく息抜きが大事で。あとは自分をどれだけマネージメント&プロデュースできるかにかかっています。命が。(過大表現)

まあ人生なんてそれ自体がそんな感じだと思っているので、自分の働きに限ったことではないのでしょう。つまりこれは働き方、むしろ生き方を選んでいるに過ぎないんですね。

「人生、選んでいますか?」 (なおわたしは楽に流されるタイプ)

働き方改革とかなんかそれっぽいこと言われている時代、企業や人が変わらなければ世間からは時代遅れと言われてしまいます。
とはいえ時代の波に翻弄されるがままに周りの大多数の人たちや友達みんなと違うことをする必要もないと思っています。いきなり突飛なことを考えるのもするのも、なかなかの冒険ですよね。下手こいたら雨風凌げず路頭に迷っちゃいます。
社会は就業するまでも大変だし辞めるのも大変。石の上にも三年と言いますが、これまで務めた大手と呼ばれるIT系企業は5年もいたら長老と言われるようなところばかりでした。また離職理由も人や業界にも寄るのだと思いますが「異動の多い企業は離職率は低い」と言われていてもさすがに勤務地まで移動する転勤があるのはちょっとな……という方も多いのではないでしょうか。

それならば同じ冒険でもお仕事でも、期間限定のような移動なら出張みたいな気持ちでちょっとしたリフレッシュ機会になったりしないかなあと思います。自分だったらどうだろう、都心にも行きやすい田舎ならどこだろう、などと考えていたところ「あ、藤野がそうじゃん」と思いつきで突然移住してしまいました。これを行き当たりばったりと言います。(よい子は真似するか慎重にご検討ください)

緑の山の景色をおかずにお弁当を食べる贅沢。

「自分が好きじゃないぞ!こんなわたしは大至急変えねば案件!」

そう、思えば幼少期からずっと自分のことが世界で一番理解できませんでした。長い厨二病を患っています。体が大人になっても長年付き合っていても一番厄介なわたし。意識は低いので自己の啓発なんてまるで効き目がないし、感受性がとにかく豊かなので上がったり下がったり超めんどくさいメンタル。気分も秒で変わりますから秋の空もびっくりです。
そんなこんなで不器用な自分の扱いに四苦八苦していた若かりし頃、大尊敬している先輩から「引っ越しや、髪色を変える、それだけでちょっぴり自分が変わった気持ちになれていいよ」って言われたことがあります。

10年くらい前にネタ企画撮影でロリータを着てその気になっているわたし。

そんなわたしはハロウィンのコスプレが流行る理由がとてもわかります。誰だって変身願望のスイッチがどこかにあるんだなあと思いました。みんな隠れ魔女っこ。(語弊)
先輩から教わったように、鏡に映る自分や目に見える景色が少し違うだけでも確かに何か変わったような気持ちになります。ソワソワするしワクワクする。
コミュニケーションに自信のないわたしには美容院なんてワクワクどころか超苦手な空間ですが、お気に入りのイケメン(顔で選びました)が自分のためにせっせと髪を整えてくれる姿(語弊)に気分は売れっ子アイドルです。そう藤野のアイドル。(震え声)

切るときはヘアドネーションやるって決めてました。これ以降ずっとボブヘア。

そうそう藤野には観光協会があって、ここの移住案件担当のおじおさまがなかなかのやり手移住マン。お話好きのさっぱりしたキャラクターで、藤野に憧れて後先考えずに移住してきちゃったわたしの話を「うんうんそりゃ難しいよね〜」といつも真剣に話を聞いてくださいます。

観光協会企画のイベントも毎月開催されていて、そば打ちや果実のもぎ取り体験、藤野移住を実現した方のお家を拝見できちゃったりする移住希望者向け体験なども数多く開催されています。
お子さん向けのものが多いですが、大人のわたしでも十分に楽しめました。
興味がある方は是非WEBサイトをご覧ください。スタッフの皆さんめちゃくちゃいい人。(協会のまわし者ではありません)

▼藤野観光協会HP
http://info-fujino.com

わたしに直接ご連絡いただいても藤野をご案内できます。むしろ一緒にまだ見ぬこの土地の魅力を体験しちゃいませんか。ブルーベリー摘みに行きたい。
たくさん声が上がればイベントも企画しちゃいますね。バンガローでBBQ百物語とか。廃校でBBQライブとか。肉焼きましょう。石窯でピザ焼きましょう。ビールも飲みましょう!!!趣味はイベント企画です!!!(誰かと遊びたくて仕方がないさみしがり屋)

わたしは常日頃から自分で仕事をつくるスタンスで生活をしています。需要はつくれる。もちろん藤野じゃなくてもどんな僻地にいっても楽しいをつくりたいと思っています。
一度は地元相模原から東京へと居住地を移しましたが、生まれ育った地域のすてきなところを知ってもらえるような仕事をつくりたい。そんな生活を選びたかったのです。
自分のことはよくわからなかったけれど、自分のイベントや企画で誰かが笑顔になることに喜びを覚えました。ああ、わたしはきっとこの手で大切な人たちが楽める場所をつくりたかったのだと思ったのです。

さて、藤野とわたしの人となりがなんとなくお伝え(できているのかどうか)しましたので、相模原市の山奥、藤野での生活をちょっとだけ味わいたくなりましたよね。わかります。近いうちにぜひ一度遊びに来てくださいね。
この夏、いつでもご連絡を待ちしております。(秋でも冬でも春でもどうぞ)

mecanbaco@gmail.com



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大貫理音(RICHA)
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