メタバースクリエイターの多様な働き方
こんにちは!好きな自分で学べる“メタバースの学校”『MEキャンパス』です。
先日、MEキャンパス・メンターの半澤さんと、コミュニティマネージャーの石川さんとの対談を実施。「メタバースクリエイターの仕事」をテーマに掘り下げていきました。
対談中のハイライトをぎゅっと凝縮し、前編・後編に分けてお届けしています。
前編:メタバースクリエイターの概要と仕事
後編:着実なキャリアアップに欠かせないこと
まだ前編をご覧になってない方は、まずはこちらをご覧ください。
後編の今回は、リアルな「メタバースクリエイターの働き方」をさらに深堀り。
他にも、「クリエイターとして働くなら会社員?フリーランス?」や「副業によるスキルアップ」など、込み入った話も繰り広げられました。
メタバースクリエイターの働き方
石川:これまでのお話で職業としての概要はわかりましたが、働き方についてもお聞きしたいです。
メタバースクリエイターの働き方は、「正社員として働く」もしくは、「フリーランスのように業務委託で働く」が主流のように感じますが、いかがでしょうか?
半澤:本人の希望と会社毎の方針によって変わってくると思います。
基本的には、就職時に社員契約か業務委託契約を募集状況や業界事業に応じて選択肢し、キャリアを歩んでいくことが主流となっています。
そこで実績を積めば、正社員→フリーランス、フリーランス→正社員など希望の働き方に変更することも可能でしょう。
石川:なるほど。一方で、「仕事の進め方」はどうでしょう。やはり、昨今の社会情勢をきっかけに、リモートワークが主流なのでしょうか?
半澤:もちろん、引き続き“リモート”を採用している会社もありますが、意外にも“出社”がメインの会社も増えていますよ。
石川:それは意外です……!
半澤:クリエイティブの仕事って、1人で完結しない事も多いんですよね。チームで動いていると、日頃のコミュニケーションが欠かせません。
些細な認識のズレが命取りになりますし、対面であれば、データの引き継ぎなどやお願いもしやすくなります。
石川:確かに、円滑なコミュニケーションには、オフラインが心強いですよね。
独立を目指すクリエイターに必要な「人脈作り」
石川:もしも、ある程度実力があるクリエイターだったら、会社員かフリーランスのどちらから始める方がいいと思いますか?
半澤:こちらも一概には言えないのですが、「正社員で働くメリット」を、知るといいのかもしれません。
これまで、沢山のフリーランス志望の方々とお会いしてきました。
なかでも印象的だったのは、「フリーランスになるために必要なのは、まずは能力が第一」と考えている人が多いこと。
もちろん、実力は大切です。
しかし、意外と盲点なのが、フリーランスになったら自分で仕事を獲得する必要があります。それと共に、「誰から仕事を貰うか?」も重要になってきます。
そこで大切になってくる“人脈作り”。これが結構、難しいのです。
しかし、会社に入って仕事をしていると、必然的に出会いが増えるので、業界での繋がりが増えます。仕事を全うし、クライアントに喜んでもらえたら「あの人にお願いして良かったよね」と、口コミが広がります。
仮に退職する運びになっても、前の会社から、「独立してもうちの仕事をお願いしたいんだよね」と、依頼が来ることもあるでしょう。
石川:他業界でも、いきなり新卒フリーランスになるよりも、経験・実績を積んだ後に独立した方が、結果が出やすいですもんね。
半澤:その通りです。会社に入って仕事を覚えて、自分のレベルが上がり、プロジェクトに誘ってもらえるようになってからでも十分だと考えています。
学生からの相談「僕には才能が無いような気がしています」
質疑応答では、学生が抱える悩みに、半澤さんがアドバイスしてくれました。
── 僕は同業界にいますが、クリエイターとは程遠い仕事をしています。「まずは退職し、憧れの3Dモデリングのスキルを勉強した方が良さそう」と考えたのですが、やはり厳しいのでしょうか……。
半澤:今の仕事を続けながら、副業でスキルを身に付けるのも、一つの打開策だと思います。
例えば、クラウドソーシングなどで3Dモデリング案件を受注し学んでいくイメージです。
はじめは当然、分からないこともあるかと思います。その際は、MEキャンパスのコーチなどに相談し解決することで、さらにスキルが上がっていくはずです。
── ありがとうございます。もう一つ相談があります。3Dコンテンツを作るのがとても楽しいのですが、クオリティがなかなか上がりません……クリエイターとしての素質が無いのでしょうか?
半澤:量をこなせばこなすほど、知見を得て、クオリティも上がるものですよ。卒業後、1年間みっちり働いて技術を磨くと、今では考えられないものが作れるようになるはずです。
他にもスキルアップの手段として、自分の作品を、YouTubeやTikTokなどを通して、世に出すといいと思いますよ。
「そうそう、コレが作りたかったんだよ」を体験してほしい
石川:では最後に、今日お越しいただいているMEキャンパスの学生に、メッセージをお願いします。
半澤:今、学校が始まってスタートラインに立ち、「このツールってどうやって使うんだろう?」と手探りの中、一つひとつ学んでいる段階だと思います。
「習うより、慣れろ」とはよく言ったもので、そんなに深く気にせず、まずは自分が作ってみたかったものを作ってみて、その感動を味わってほしいです。
「CGでこんなものを作ってみたかったんだよね」って思ったものに、まずは挑戦してみることに価値があると思います。一緒に成長していきましょう。
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