ヤモリの指から不思議なテープ
こんにちは、NPO法人マルイ・エンゲージメントキャピタルの活動拠点
Ziba Platformです。
暑い日が続いたと思ったらびっくりするほどの雨が・・・
自然は厳しく、素晴らしいもの。
その自然の「あたりまえ」と思われていることをあたりまえと片付けず
考えて工夫していった先人のおかげで、今、私たちは便利な暮らしを
しています。
今回のおすすめの本はこちら↓
ヤモリの指から不思議なテープ
監修:石田秀輝
文:松田素子/江口絵里
アリス館
『あたりまえだと思っていることを、
あたりまえだと思わずに、
よく見て、考えて、探っていくと、
そこには、たくさんの不思議や秘密が見つかります。』
ネイチャーテクノロジー、そう、自然から学んできたことが
人間の生活に生かされている、その例がいくつか載っています。
ハスの葉から超撥水の技術
蚊の針から痛くない注射針
マジックテープの技術はひっつき虫から
バスケットシューズはタコから
イルカのエコーロケーションから魚群探知機
そう、あたりまえのことをあたりまえと思わずに探求した
人たちが編み出した技術が世の中には、沢山あったんです。
日本人の三浦さんや吉村さんが手作業や数式をもとに考えた
山折り谷折りを重ねた「ミウラ折り」は
昆虫の羽や木の葉にも通じる平面上に展開される美しいパターン。
ミツバチもシロアリも、小さな体の中に驚くほどの緻密な技術を
持っている。
私たちには自然から学び、応用してきた技術の歴史がある。
読み進めるごとに
自然や生き物、そして飽くなき探求を重ねてきた先人に感謝の
気持ちが湧いてきます。
ちなみにタイトル:ヤモリの指からふしぎなテープ
はヤモリの足1本だけで枝分かれした細い毛が50万本、
そこから粘着剤を使わないテープが開発されたエピソードから、です。
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