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女優 古川琴音

今日は、月9ドラマ「海のはじまり」で水季役で登場している女優・古川琴音さんについて書きたいと思います。

古川 琴音(ふるかわ ことね )さんは、1996年10月25日 生まれの27歳の新進気鋭の日本の女優さんです。出身は、神奈川県出身。

幼い頃から、バレエを習っており、表現力を向上させるために、中学、高校と演劇部に入ります。

しかし、ここで、古川琴音さんは、周りから注目されるようになり、此れがきっかけで演劇の面白さに魅了されることとなります。この頃から、演技の才能は群を抜いていたと言われており、女優となることは、彼女にとっては必然的でした。

大学を卒業して、就職を考えるタイミングで、いままで、やっていた演劇を本格的に目指すようになります。

自ら芸能事務所ユマニテに履歴書を送り、オーディションを受けます。このユマニテを選んだ理由は、たまたま見た映画で出演していた満島ひかりの演技に魅了され、同じ事務所で働きたいと思ったからだと言われています。

女優としてのデビュー

古川琴音さんは、合格しユマニテに所属することとなります。
そして、2018年に短編映画「春」で主演を演じるようになります。

この短編映画「春」は、「京都国際映画祭2018」クリエイターズ・ファクトリーのエンターテイメント映像部門で最優秀賞(グランプリ)を受賞。同作はあわせて9つの映画祭でグランプリを受賞した他、監督・脚本の大森歩さんが、文化庁メディア芸術祭2019新人賞を受賞するなど、映画そのものも注目されます。

当然、初主演ながら、古川琴音さんも多摩映画祭でベスト女優賞を受賞するなど、各方面で注目を浴びるようになります。
短編映画ではありますが、既にこの初出演時には、卓越した演技力と表現力が、輝いていました。

快進撃へ

翌2019年には、映画「十二人の死にたい子どもたち」でメインキャストの一人であるミツエを演じます。

ゴスロリ少女のミツエ役を演じた古川琴音さんは、劇中で強烈な存在感を見るものに与え、個性派女優として一気にブレークします。この映画の影響か、この後もエキセントリックな役がよくオファーされています。

この映画では、ゴスロリ少女の厚化粧した役として演技していますが、これは、役の設定上もあると思いますが、イメージが被っている7番アンリ役を演じている杉咲花さんと混同しないためでもあったと思います。

2020年に放送されたドラマ「この恋あたためますか」では、主人公の親友である中国人の役を演じ、話題になります。
このドラマでは、主人公である森七菜が演じる井上樹木(いのうえ きき)とルームシェアしている北京生れの中国人・李思涵(リ・スーハン)の役を演じています。
劇中で話す中国語が、完璧だったので在日中国人ではとの噂が立つくらいでした。(純粋な日本であり、劇中の中国語は、何度も聞いてマスターしたそうです。)

一度見ると記憶に残るような風貌、猫の目のようにくるくると変わる目の表情と目力により、不思議な存在感を持った女優として活躍するようになります。

その後は、「コントが始まる」では、演技がうまいことで有名な菅田将暉や神木隆之介と共演して、二人に遜色のない演技力を見せつけます。

また、NHKの朝の連続ドラマ「エール」や大河ドラマ「どうする家康」などに出演し、国民的女優へと成長します。

最近では、2022年、韓国でもヒットした映画「今夜、世界からこの恋が消えても」、「ACMA:GAME アクマゲーム」などに出演しています。

そして、2024年では、すでに6本の映画に出演するなど、有名女優の名を欲しいままにしてます。

女優・古川琴音の魅力とは

では、何故、これだけ古川琴音さんが、映画やドラマで活躍するようになったのか、そして、異性だけでなく同性にも愛される女優なのか?

日本人形のようなルックスにアジアの神秘性が香る外見に惹きつけられますが、その発する声はどこか幼さが残るもので、外見とのミスマッチが、見る人を魅了しているのではと思います。

また、古川琴音さんは、良く女優の趣里さんや杉咲花さんと似ていると言われますが、その演技は全く違い、趣里さんや杉咲花さんの物足りない何かを補うものを持っています。

特に最近では、エキセントリックな役よりも正当的なメロドラマに多く起用されています。

例えば今年の6月に公開された映画「言えない秘密」などでは、非常に難しい設定を、自然な演技で上手く表現しています。

因みに、この映画は、台湾映画「言えない秘密」のリメイク版となっています。予告編を見ると、良くある幽霊物であると思うかもしれませんが、違います。この映画には、幽霊は登場しません。

そして、今放送されている「海のはじまり」では、現在と過去が交差する非常に難しい場面でありながら、不自然さを感じさせない自然な演技が、輝いており、出演場面が少ないのにストーリーの中心を成すという離れ業を演じています。


最近では、見る角度によっては、女優の宮崎あおいさんを彷彿とさせ、大女優の風格さえ漂い始めています。
露出が多くなり、テレビ映画でも良く登場しますが、毎回、雰囲気が役とピッタリ寄り添っており、飽きることがないと言った非常に稀有な存在となっています。

次は、私達にどの様な顔を見せてくれるのかが、非常に楽しみです。





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