某将棋大会で優勝した時のこと 1
ふと、PCのデータを漁っていたら、私がとある将棋大会で優勝したときに書いた文章が出てきた。
この文章を起案したのは13年前。
懐かしい。
さて、この文章、固有名詞を省けば、公開できるかもしれない。
というわけで、固有名詞を消したうえで公開することにする。
ただし、将棋のレベルは決して高くないのであしからず。
1 大会参加のきっかけ
13年前の某年月日、私はとある将棋大会に参加した。
正直に告白すると、私はこの大会に参加するつもりはなかった。
というのも、この大会が行われたのは旧司法試験の論文試験の直後であり、将棋からそこそこ離れていたからである。
だから、大会を観戦する予定で、大会に付随して行われる指導対局を受ける予定で、この大会の会場に向かった。
ところが、大会の運営者から「人数の枠に余裕があるので、参加してほしい」との言葉をいただき、「じゃあ参加するか」と思って参加した。
2 将棋の大会の内容
ここで、この将棋大会について簡単な説明をしておく。
この将棋大会は6つのブロックに分かれ、参加者はそれぞれのブロックでの優勝を目指す。
なお、1ブロックにいる参加者は20~30人くらいである。
ブロックは
中学生・高校生で1ブロック、
小学校高学年で1ブロック、
小学校低学年で1ブロック、
であり、
一般人(社会人)はレベルに応じて A級・B級・C級の3ブロックに分かれている。
A級は三段以上の人達が対象となっている。
これが最もレベルが高い。
ちなみに、このA級の優勝者に与えられるのが「市長賞」である。
次に、B級は弐段・初段が対象である。
なお、B級の優勝者に与えられるのが「市議会議長賞」。
最後に、C級は級位者が対象になっている。
ちなみに、私が参加したのはB級である。
その理由は「B級の定員が余っていたから」らしいが。
だからと言って、司法試験の論文試験対策ばかり続けていた私。
そこでやっていける自信は全くなかった。
というか、最初に書いた通り私は参加する予定がなかったので、私の手荷物の中には定跡書も詰将棋の本もない。
それどころか、手荷物の中には退屈しのぎに司法試験の勉強道具が入っている始末。
さらに、前日に
将棋の詰将棋を解いた
定跡書を読んだ
実戦を指した
と言うわけでもない。
何も準備無しかよ、しまったなあと思う。
なお、私が対外的な個人の将棋大会に参加するのは、大学時の学生の大会以来。
どうなることやら。
(次回に続きます)
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