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Photo by
soeji
shiro
好きな色が変わる日がある。
いつもは、きみどりとかそんなきらきらした色。
でも、タイムリミットと向き合った時は決まって白が最高に綺麗に見える。
白くて滑らかなお城の壁のような部屋がたまらなく愛おしくなる。
No.6という、あさのあつこさんの本の中にでてきた真っ白の部屋。
中学のころ読んだ小説の綺麗だ、という高揚感からきっときているんだろう。
そして、綺麗な絵の具の赤。
それも綺麗だと思う。
勇気というのはこれで最後だから踏み切れるという理論なんだろう。
白は何にも変えられない絶景だし、素敵だと思う。
そう思っているときは、大抵もうそれしか考えられないもの。
何色にもなれるのに透明とは対義語で、ベタカラーだからいつもは好きにならない色。
そしてきっと最後に一番綺麗で好きになる色だから、私にとって少し特別な色なんだと思う。