「天変地異の夢」
おかしな夢を見た。
「ドーン!」という爆発音と共に噴煙が上がった。桜島の噴煙のようなのだが、噴出している場所が桜島ではない。
その時、僕は常盤町にいた。2歳から12歳まで住んだ町だ。
爆発は、すぐそばで起こった。
桜島山頂のようなごつごつとした突起が、いきなり地下から現れ、そこから噴煙が上がっている。そばに幼馴染みだった友達がいて、何か言っているが、その内容は解からない。
群集が、恐怖におののき逃げ惑っている。
突然場面が変わる。
白熊のフィギュアが見える。
何頭もの白熊が、白い氷の山をよじ登るようにして逃げる様子をかたどっている。
噴火があった直後、急にそのフィギュアの人気が爆あがりしたらしい。
しばらくすると、噴火も収まった。
誕生したばかりの小火山を、皆が珍しがって、群がっている。
山をバックに記念撮影をしている者もいる。
― 何かおかしい・・・ ―
そう思いながら、目覚めた。
奇妙な気分だった。