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「《どうもこんにちは》への違和感」

 「どうもこんにちは」

 最近なのか、どのくらい前からなのかは分からないが、たびたび耳にする。

 小学館の「デジタル大辞泉」では、「どうも」の意味として5項目があげられている。その中の4番目がこれ。

 ー  あいさつに用いて、深く感謝したり謝罪したりする気持ちを表す。「—ありがとう」「—失礼しました」 ー

 「どうも」に続く「ありがとう」「失礼しました」などの言葉を強調するために用いる言葉だと、僕は解釈している。

 それを前提とするならば「どうもこんにちは」は、どうもしっくりこない。「こんにちは」という言葉は、漢字で書くと「今日は」。感情的なベクトルを持たないフラットな言葉で、強調しようがない。ゼロを何倍しようがゼロはゼロのままであるように、「こんにちは」の前の「どうも」を聞くたびに、なんとも言えない空虚な気持ち悪さを感じてしまう。英語で「Very hello!」と呼び掛けられるみたいな妙ちきりんさを感じるのだが、そもそも僕の解釈に偏りがあるのかな?

 ようわからん! 


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