「マジック歴2年だった頃の懐かしい日記より」
古い日記を読むと、次から次へと懐かしい記憶が蘇る。
約9年前、まだマジックを始めて間もない頃、メンタルマジックに出会う前の、こんな記述がありました。
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2016年2月12日
ちょっと前のことになるけど、マジッククラブの発表会に参加した。
発表に際して思ったのは、多数派に共通するイメージの中に埋もれたくないということ。
皆が音楽を流しながら、いかにも「マジック見てよね」って言わんばかりの顔をして演技する。
そういうパターンにはまりたくなくて、音楽を使わなかった。
かつてのシンセサイザーによるライヴ活動を通じて、ステージアクトにおいては、まったくの素人とは一線を画しているという自負はある。
そこで、「トーク&マジック」というスタイルをとったのだが、それを評価してくれた人がいる。
マジックバー「ムーゲン」のマスター、鹿児島マジック界の重鎮・瀬紀代巧氏。
励ましの意味も含まれてはいると思うが、「同じことをやれる人は、鹿児島にはいない」と言ってくれた。
マジシャンらしいちょっと謎めいたファッションについては、これまでにも何度となくお褒めの言葉を頂いていた。その点については魔法使いのように見える御本人も十分に意識されているはず。
「マジックの上手な人は、大学の同好会でもいくらでもいる。大事なのは、オリジナリティ」
以前からそんな言葉を聞いていたので、今回のコメントは嬉しかった。
そこにパントマイムの要素も添えたマジックショー。現在それを目指しています。
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日記を読み返すと、当時のことを思い出します。この頃は、まだマジックを始めたなかりで、レパートリーが少なく、しかも簡単に出来るものばかり、ほとんど一般人のかくし芸程度でした。今では、プログラムを組む際、メンタル・マジックを中心に据えていますが、この頃はまったく視野に入ってもいませんでした。
でも、他のマジシャンとは違った個性を持ちたいという基本姿勢は、この頃から変わってないなぁ・・・。
ショーを行うときは、プログラムに「マジックショー」ではなく、必ず「トーク&マジックショー」と記載してもらっているし、パントマイムの要素を交えることも、変わっていません。
当時所属していたマジッククラブは、その後まもなく退会しました。
群れるのは、どうも性に合いませんね。
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