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「16回目のマジックショーより《ブラックボード・イリュージョン》」
2年前の日記より
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2023年1月20日
本日披露した演目のひとつを簡単にご紹介。
◎“ブラックボード・イリュージョン”
(マジックであるということを明言したうえで)「妖精の助けを借りる」という設定で演じた。
まず、観客の中から一人に参加してもらい、一組のトランプの中から1枚を選んでもらう。
最終的には、その一枚が何であるかを当てるというものだが、自分で当てるのではなく、呼び寄せた妖精の力を借りるというストーリーに仕立てた。
妖精が来たことを感じ取ってもらうために、「ホーンテッド・キー」というマジックを使った。錆び付いた古い鍵を手のひらの上に乗せて、しばらく待っていると、そのキーが勝手に動き出す。その様子を見たマジシャンは妖精が来たと判断し、そのことを観客に伝える。
「来たようです。」
次に、小さな黒板を観客に示し、何も書いてないことを確認しテーブルに置き、そこにチョークを添える。
マジシャンは、無言のまま、願いを伝える所作を見せる。
しばしの沈黙の後、何かを確信し黒板を手に取ると、何も書かれていなかったはずの板面に「♣6」と書かれている。
観客の1人が選び裏向きのまま置いてあったカードを表向きにしてみると、それは、まさに「クラブの6」。
※「ブラックボード・イリュージョン」を伝授してくれたマジシャン、えびすアリマ氏に感謝します。