「姶良カルデラ」
カルデラとは、火山活動によって形成された窪地のこと。
「陥没カルデラ」「爆発カルデラ」「侵食カルデラ」の3つに分けられますが、大半は陥没カルデラ。大規模な噴火で、火山灰、火砕流、軽石、溶岩などの、火山噴出物が大量に噴出し、空洞化し陥没してできた地形です。
日本には全国に約30ものカルデラがあります 。
最も規模が大きいものが、北海道にある屈斜路カルデラ(約26×20km)。
2番目が熊本県にある有名な阿蘇カルデラ(約24×18km)。
それに次ぐのが鹿児島県にある姶良カルデラ(直径約20km)です。
鹿児島県に生まれ育った人ならば、「姶良カルデラ」のことは知っていると思いますが、全国的にはどうでしょうか?
錦江湾(鹿児島湾)北部が、それに当たり、桜島はその外輪山の南端に噴出した後カルデラ火山です。
鹿児島市吉野町にある寺山からの眺望をごらんください。
衛星写真を見ると、きれいな円形のカルデラと、その外輪山に位置する桜島の様子がはっきりと確認できます。
鹿児島県には、この姶良カルデラの他に、阿多カルデラ、喜界カルデラ、加久藤カルデラ、池田カルデラと、計5つのカルデラがあります。
最後にあげた池田カルデラとは、巨大生物イッシーや大ウナギで知られる九州最大の湖、池田湖です。