2023/09/04 Mon. 乖離

雨上がりの朝はとても涼しかった。ベッドに近い窓から吹き込む風が、カーテンを揺らしていて心地よく、一生このまま眠っていてしまいたいと思ったりなどした。

もう9月になって、夏が過ぎて、秋になるんだね。

毎年のことだけれど、今の頃が一年の中でも一番忙しい。土日休みなのがまだ救いだ。
しかし、一日中座ってばかりで運動もしないので、年々体力が無くなっていくのを感じている。
少しは運動をした方がよいと思って、夏前は仕事終わりに1時間弱散歩したりしていたけれど、今じゃ仕事が終わったらもう22時で、そこから歩きに行こうとはとても思えない。
運動不足になり、食事もどんどん適当になっていく、睡眠はとれているけれど、徐々に朝起き上がるのが辛くなったりして、悪循環のループに突入してきていると思うのだけれど、どうにもこうにも時間がなんともならなくて、切羽詰まる。
もっと上手く、早く仕事を切り上げて終わらせるべきなのだろうけれど、一つ片付けるとやらなければならなかったことが次々と浮かんできて、ダラダラと仕事を続けてしまう。

なんとか投薬しながら誤魔化すけれど、それも良くないってことは分かっている。でもどん詰まりだ。思考力も低下してしまって、焦燥感と不安で部屋をウロウロしてしまう。

気が抜けることと、気が抜けないことの波が苦しい。精神状態があまり望ましくない状態なのを感じる。何かもっと、小さなことでもいい、今日あったいいことを数えられるくらいの心の余裕が欲しい。

昨日は、スーパーの帰り道に綺麗な夕焼けが見えた。
綺麗と思える心が残っててよかったと、少し安心した。

でも夜になればなるほど、孤独感や不安感が大きくなっていって苦しかった。
パートナーと電話をしていても、このままで私は大丈夫なのだろうかと漠然とした不安に駆られて目が泳ぐ。

目まぐるしい忙しさに対して、体と心が乖離していく感じがする。
取り戻そうと躍起になって良かったことはなかったから、そうはしたくないけれど、このまま離れていくのを呆然と眺めているので良かったのだっけ？と回らない頭が遠くで警鐘を鳴らしているのを聞いている。

薬が抜けていく。
不安で気が狂う前に睡眠薬を飲んで眠ってしまいたい。