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「オンラインゲームってこんなに楽しかったっけ。」 2020/4/28TUE.日記

検温結果36.3℃。少し雲がかかっていたけれど時々日差しも入る日。気温は高めで暖かかったと思う。夕方頃に突然雨が降ってきて、雷がゴロゴロと鳴っていた。その数時間前に都内に住む妹から「雷が鳴っている」と連絡が入っていたので、暖かい分雲も発達して大気が不安定だったのかもしれない。

朝は普段より少し、本当に若干だけれど遅めに起きた。

というのも前日の夜に20年来くらいの幼馴染たち3人とオンライン飲み会をやっていて、寝るのが遅くなったからだ。年に一度は会うやつもいれば、6年ぶりくらいに話をしたやつもいて、なんだか不思議な会だった。Zoomで最初やりとりしていたけれど、一人面白いミーティングツールを教えてくれて、それを使いながら話をしたり、オンラインゲームに興じたりした。

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「ゴッドフィールド」

オンラインゲームは「ゴッドフィールド」というやつだった。私は初めてやるオンラインゲームだったのだけれど、小学生の頃からゲームギークだった幼馴染2人が丁寧にルールを説明してくれたので、すぐに一緒に遊ぶことができた。カードバトルゲームみたいなものなのだけれど、おおまかなルールは割とすぐに理解ができて遊べた。

幼少期のことを思い出した。

私の家は何故かとかくゲームには厳しくて、一切のゲーム機器を買い与えてくれなかった。(代わりに本ならいくらでも買い与えてくれるという方針の家だった。)

だから私はゲームボーイシリーズもロクヨンもゲームキューブもプレステも所持していたことは一度たりともなくて、みんなが放課後小学校の校庭や公園に集合してポケモンを交換しているのを羨ましく指を加えて眺めていたのだった。

で、とりわけ同じ町内に住んでいた近所の幼馴染たちがゲームギークで、大抵発売された最新のゲーム機器を取り揃えていたので、それをいいことにゲームギークの幼馴染たちの家にいつも入り浸っては、普段ゲームが出来ないストレスをそこで発散していた。私はそこでしかゲームが出来なかったから、今となっては懐かしい先述のゲーム機器たちには、私はそこで触れていたのだ。

オンラインゲームに興じた一昨日の夜は、それこそ毎日一緒にゲームをしていた彼らと20年ぶりくらいにゲームをしたので、あの日々を懐かしく思い出したりした。あの頃は、学校終わりにランドセルを自宅に置いてはすぐ彼らの家に遊びに行っていたけれど、今となってはあの時どうやって当たり前のように約束を取り付けていたのかだったりなんてすっかり思い出せないのだ。27歳になった今では、LINEなんかでお伺いを立てたり、遠慮の駆け引きをしてからじゃないと友人たちと遊んだり出来ないなんて、不思議なことだ。これが歳をとるっていうことなのかもしれない。

まあそんなわけで懐かしさに浸りつつ、とても20年ぶりとは思えない盛り上がりを見せたわけだが、それで夜更かし極まって昨日の朝は起きるのが遅くなってしまったのだった。

ただ通勤時間があいも変わらず0なので、すぐに顔を洗って業務についた。時間のズレは殆どなく、問題もなかった。

いつも通りに8時間の労働を終えると、ちょうど妹から連絡が来て「母の日の贈り物を検討しよう」ということになって、2人で初めてZoomを使った。妹はすぐZoomのバーチャル背景に夢中になって、2人して背景をとっかえひっかえして遊んだりした。そこで、妹もよく知っている先の幼馴染たちとのオンライン飲み会とプレイしたゲームについて話すと、なんと妹もそのオンラインゲームを知っていて、高校生の時にハマっていたという。(妹が高校生だった頃ってもう7〜8年前のことだから、ゴッドフィールドってずいぶん息の長いゲームなんだね。)

「久々にやりたい!」というので、最初2人で対戦してみた。まあところが私はつい先日始めたばかりの初心者なので、タイマンだと妹にコテンパンにやられてしまう。というわけで、私のパートナーを呼び寄せることにした。連絡すると、パートナーも業務を終えて夕飯も食べ終えているというので、LINE通話を3人で繋ぎつつ召喚した。

妹とパートナーとは3〜4年前くらに私の方から紹介済みで、既に互いに面識があり、3人でご飯を食べに行ったこともある。パートナーはもともと人当たりも面倒見も良いこともあり、さらになんだかどこか妹とパートナーとの間には性格的な共通点も見出していて(私の勝手な見解なのだけれど)、妹とは親戚のお兄ちゃんと話しているかのように仲が良い。内弁慶で人見知りな妹があそこまで楽しそうに話せる相手というのも珍しい。元々仲の良い妹と、ずっと付き合っているパートナーとが仲が良くしてくれることは、私としても大変嬉しいばかりだ。

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パートナー・私・妹(ご飯を一緒に食べた日の帰り道の様子)

パートナーもゴッドフィールドはやったことがないというので、ルールを説明しながらプレイした。パートナーはゲーム慣れしていることもあってかすぐにルールを飲み込んで、一緒に遊ぶことができた。LINE通話で会話をしながら何ターンもゲームをプレイして、これまた思いの外盛り上がった。なんだかんだで4時間近く遊んでいたのだから驚きだ。3人とも今はテレワーカーで翌日が祝日休みだったので、めちゃくちゃ夜更かしした。

だんだん体の方が疲れてきて「まあそろそろお開きにしましょうか」という雰囲気になったので、深夜3時前に解散した。

コロナ禍で誰とも(友人とも、妹をはじめとする家族ともパートナーでさえ)会えない日々が続いているけれど、インターネットを介してこんな風に遊べたっていうのは、今の時代だからこそ実現した新しいコミュニケーションだったなあなんて思う。恩恵というにはコロナは憎たらし過ぎるけれど、悪くはなかったよ。

今を乗り越えたら、今度は対面で遊ぼうね。

それが今を生き抜く唯一のモチベーションだな。


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