おかえり、わたし
先週、約1年半付き合ってた彼とお別れをした。
別れと聞けば、悲しい出来事に聞こえるかもしれないけれど、この別れは私にとっては”おめでとう、よくやった!”と自分に言いたい出来事だ。
もちろん全く悲しくないわけではない。
でもこの別れを決断するまでに約数ヶ月間、
いろんな想いを味わった。
離れた方がいいと分かっていながらも、
離れたくない、離れられない苦しみで、
どうしたらいいのかわからず、号泣しながら友達に電話をかけたこともあった。
(寄り添ってただ静かに私の話を聞いてくれた友人には本当に感謝の気持ちでいっぱい、、ありがたい、、)
もともと恋愛に対しても、人に対しても少しドライなところがあって、これまでの恋愛で自分を見失ったり、取り乱すような恋愛をしたことがなかった私にとっては、信じられないこと。
過去の私がこのことを知ったら衝撃的だろう。(笑)
別れた理由としては、彼を心から信用できなくなってしまったから。
何度も離れようと試みたけど、離れられなかった私はもういっそのこと無理に離れようとせず、もういくところまでいってしまえ!
といった結論に至り、途中からは無理やり離れることを諦めた。
そんな矢先、別れを決断する決定的な出来事が再び起こった。
あんなにも彼に依存してしまっていた自分と同一人物だと思えないくらいにココロが一気に冷たくなって、彼に対する感情すべてがなくなった。
そこからはもう早かった。
彼は、私が別れることを考えてたことも全く想像していなかったような様子で、急すぎる別れに困惑していた。
別れなんてどんな形であれ急なものだろう、と
なんとも冷静な私。
でも1年半も一緒にいたわけだから、ちゃんと互いに向き合って、納得した上で別れたくて、半ば強引に話し合いの場を設けてもらった。
話し合いの末、円満に別れられたとは思う。
私は、この日に至るまでに
たくさん悩んで、たくさん泣いて、
苦しい期間をすでに乗り越えてきたから、
別れることが決まったとき、肩の荷が降りた気持ちだった。
もう、彼からの連絡や行動に悩まされなくていいんだ
もう、彼のことで泣いたりすることもないんだ
そう思うとこれまで彼から連絡が来ることが当たり前だったのに、寂しいというよりかは、心に平和が戻ってきたようだった。
彼はというと、まだ整理ができていない様子で、少し前の自分を見ているようだった。
私たちはきっと互いに依存してしまっていて、距離があまりにも近過ぎたのかもしれない。
この別れは少し時が経てば互いに良かったねと言える決断だと私は思う。
正直私は彼といる私が好きじゃなかったし、このまま一緒にいればいるほど彼のことも、自分自身のことも嫌いになってしまいそうで怖かった。
彼は、はじめて愛することを教えてくれた人
そんな彼を嫌いになりたくはなかった。
嫌いになる前に、まだ人として好きという気持ちが残ってるうちに別れたかった。
彼に未練はないけれど、まだ彼との思い出に未練は少しだけあるから、あと少しは感傷的な気持ちになる時があるとは思うけど、前向きな気持ちで彼との別れと向き合おうと思う。
別れ際、幸せにできなくてごめんと言った彼に
それは違うと、あなたと過ごしてきた時間は確実に幸せなものだったし、後悔はなに一つしていないと真っ直ぐに伝えた。
この言葉に嘘はないし、今でもそう思う。
仕事に熱心に向き合う姿勢や、努力を怠らないところ、
少し不器用なところも、彼らしい優しさで溢れた言葉遣いも心地よくて好きだった。
そんな彼と出会えたこと、そんな彼と一緒に過ごした日々は美しい形のまま、閉まっておこうと思う。
もしまたどこかで出会ったとき、
自信を持って、今の自分が好きだと言えるように、
自分自身をアップデートしていきたい。
彼への想いを話すのは今日でおしまい。
過去の気持ちも今のこの気持ちもここに置いて、
明日からはまた自分らしく生きていく。