米農家の時給は60円…?!
スーパーにお米が売ってないんですね。
少ないらしいよとニュースを見たりしてたけど、スーパーのお米コーナーを見てびっくりしました。
うちは豊富にお米があります。
実家はお米を作って売っているので。
さて、Facebookで、米農家は時給60円くらいだ。という投稿を見かけました。
今や農家の平均年齢は65歳70歳と超高齢化しています。
新規就農する若い方もポツポツいるけど、悲しいかな、まだほんの一部に留まるだけなのでしょう。
実家は直販なので、農協に卸す場合の事はわかりません。
でも、かなり厳しいのだけはわかります…。
田植えは5月頃ですが、その準備は3月後半から始まります。
田んぼの土を植えられる状態に整えたり
植えるための苗を育てるためのハウスの整備、
苗箱の準備、苗箱に土を入れて種植え。
そこからハウスの温度の管理が始まります。
田んぼにいつお水を入れるか、いつから植え始めるか、など天気や気温、苗の育ち具合とのにらめっこ。
朝から晩まで細かい作業があります。
田植えのための機械なども調整していると思います。
田植えが始まれば朝から夕方まで5日間くらい大変な作業が続きます。
私はほとんど見ているだけですが、色々と仕事の役割分担をしてあれこれやっていきます。
一度、丸一日農作業体験に来られた方がいましたが、いやぁー大変ですねぇ!!と言って帰られました。
私も把握していない仕事がたっくさんあると思いますが、本当にやる事多いです。
植えたら今度は毎日朝夕全ての田んぼを見て回って水の入り具合をチェック。
トラブルがあれば対処。
途中で除草剤を撒いたり、肥料をあげたりと、度々やる事もあります。
販売してやっていこうと思うとそれなりの広さがないといけません。
毎日あちこち見て回ります。
そして稲刈りまでそれが続いて、稲を刈る。
刈ったら天日干しをする農家さんと乾燥機にかける農家さんと分かれますが、うちは乾燥機。
灯油で熱風を出して乾燥させます。
籾摺りをして選別機にかけて袋詰め、冷蔵庫に保存…。
その間に注文があれば精米して出荷もします。
作業が大変なのはもちろんのこと、お金がすごくすごくかかる。
田植え機や稲刈り機は高級車並みの価格です。
乾燥機も高いし、肥料に除草剤などの薬関係も膨大な量なので高くなります。
燃料費ももちろん…ちょっとの値上げがかなりの値上げになってしまいます。
農家さんはそんな苦労をいつもいつもしながら作業をしている。
それで良くて時給60円なんですよ。
たくさんの方が赤字だとおっしゃる。
そのほとんどが高齢者。
しかも今、ワク〇〇のせいでたくさんの方々が亡くなっている。
補助金についても色々おかしく。
お米を作っても補助金は出ない。
人間用じゃない飼料米というのを作ると補助金が出る。
米粉を作ると補助金が出る。
田んぼを畑にすると補助金が出る。
などなど、お米作りをさせないように誘導するかの如くの流れなのです。
おかしいと思いませんか?
こういう事、知っていましたか?
知ろうともせずに、お米が無い!お米が無い!と言ってないでしょうか?
一番いいのは、農家さんから直接買うことです。
年間予約で在庫を確保してもらうのが農家さんは一番助かるはずです。
この機会に、是非近隣やお気に入り産地の農家さんを探して繋がってください。
直接買ってください。
稲作を守らなければいけないと強く思います。
出来ることを出来るだけやっていきましょう!!
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